皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指し予行練習や準備をしているピヨです。
今日はサイドオーニングのお話です♪
目的地について、手軽に日差しや雨をシャットアウト出来るサイドオーニングの下でBBQを楽しむなんて、Theキャンピングカーライフ的なイメージで憧れますよね~
でも、本当にそのサイドオーニング必要ですか?(;´Д`)
サイドオーニング不要論者の一人として、炎上覚悟で、今まさにキャンピングトレーラーを購入しようか悩んでいる方へ、本当の所をアドバイスさせて頂きます。
では、行ってみよ~(≧▽≦)
キャンピングトレーラーにサイドオーニングはいらない!
私はキャンピングトレーラーを新車で購入する際「サイドオーニングつけるか。つけないか問題」は一切悩みませんでした。理由は絶対要らないから。
これは、普通のテントキャンプした事がない人(テントやタープを張った事無い人)向けに超簡単に日よけができるように開発されたオプションアイテム。
私はバリバリのテントキャンプ上がりのキャンパーなので、タープは自分好みの奴を使いたいし、オプションのサイドオーニングはサイズも小さく、構造的にも風に弱いのは見て取れますからね。
そもそも、サイドオーニングを使えるシチューエーションって日本でありますかねぇ?
当然ながら、道の駅やどこそのパーキングでサイドオーニングは使えません。
使えるとすれば、オートキャンプ場かRVパークでオーニング使用許可出ている所だけでしょう。
そういう所は利用料高いし、サイドオーニングを使う場所を求めて渡り歩く旅って、結局オートキャンプ場巡りになり、旅の自由度は低くなりますよねぇ(;^_^A
もちろん、「俺はオーニング展開できる所しか行かない!」と言う人なら問題ないでしょうが、私は道の駅で車中泊するし、P泊もするので無理。と、なるとやはり・・・
使用頻度が爆低いオプション品に予算を掛けるのは無駄じゃない?(-_-;)
その理由を以下で説明します。
サイドオーニングタープのデメリット
●重い!
いつ使うかもわからない設備なのに、トレーラーの大きさによりますが、普通に20kg~30kgも重量増加します。
●燃費悪化!
いつ使うかもわからない設備なのに、重い!それ即ち燃費悪化の原因。
長距離を走るキャンピングトレーラー旅ですので、無駄な燃費悪化は避けたいもの。
●左右の重心バランスが悪くなる
いつ使うかもわからない設備なのに、車体左右どちらかに20kg~30kgもの加重が・・・
スネーキングやタイヤの肩減り最悪バーストの危険性も!
●重心が高くなる
いつ使うかもわからない設備なのに、トレーラー上部に20kg~30kgも重量増加・・・普通に考えて不利でしょ(;^_^A
●価格が高い
いつ使うかもわからない設備なのに、サイドオーニングが普通に高額。
そして高額の設置費用が掛かる。
●意外と有効面積が狭い
オーニングのサイズは決まっており、庇としてそんなに飛び出さないので、日差しをカットする面積も少なく、雨が吹き込んで来る。
●カビの問題
雨天気の中サイドオーニングを利用し、完全乾燥出来ないまま収納するとカビる。
RVパークやオートキャンプ場ではチェックアウト時間が設定されているため、完全乾燥できない事が多い。
次の宿泊地でサイドオーニング出すよ!と思っていても、道の駅は使用NG。RVパークでも許可されていなければ駄目(-_-;) 湿ったまま収納したら「菌」の温床でカビ臭くなるのが辛い。
●風に弱い
強風が吹くと幕が巻き上がりアームがしなり、最悪折れるので、強風の場合は早々に使用を諦め畳む必要があります。
お酒飲んでいい感じになっていて油断したり、サイドオーニングを出したまま就寝や温泉入りに行ったり買出しで外出してしまった時に限って突風に煽られて破損する事が多いです。
参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=ctD9LSd42SE
MIHO氏TV! 美人キャンパーMIHOさんの動画で、事例的にとても参考になりますよ。
●壊れたら収納出来ず走行不能に
良くある故障というか致命的な収納できなくなる症状が、先に取り上げた風で煽られアームがしなり(曲がってしまい)収納できなくなり、無理に走行すると走行風圧に耐えきれずサイドオーニングの根元からモゲ、サイドオーニングが落下や他車に当たる可能性もあり危険で走行できません。
●雪下ろしし難くなる
これは雪国オーナー向けですが、サイドオーニングがルーフに鎮座する事で、オーニング側の雪下ろしがし難くなります。
サイドオーニングタープのメリット
●誰でも手軽で簡単に日よけを作る事ができる
1つだけ!
これ以外にある? マジで無いでしょw
しいていえばセレブ感か? キャンピングカーっポイいからか?(;´Д`)「俺はどっちも無いなぁ~」
キャンピングカーのイメージ的に、停車地でサイドオーニングを出して寛ぐイメージがありますが、その優雅なイメージの為に高額なオプション品を設置費を掛け、重量物を車体の高所に設置しバランスを損ない、突風や強風でアームが歪んだら収納不能になり走行できなくなり、雨が降ったら完全乾燥しないと幕がカビてしまうリスクを負うのは・・・・
どんな罰ゲームですか?(;´Д`)
キャントレにはCレールがあるじゃない!(^▽^♪
キャンピングカーの優雅なイメージを実現させるなら、多くのキャンピングトレーラーには元からCレールがついているので、それを活かせば良い訳です。


この黄色いラインがCレールです。(スタート地点は後で説明します)
これを活用すれば、高価なオプション品であるサイドオーニングに頼る事なく、安価で風に強く、軽量で、サイズ・素材・色など自由度の高いタープを張る事ができちゃいます。
その便利タープの名は「Cレールタープ」と言いまして、市販のタープをキャンピングトレーラーにセットできるようになるのです!!

こんな感じで、市販のタープを簡単にセットできてしまいます。
この日は雨予報なので、中央を凹ませて雨が流れ出る貼り方にしました。
このCレールタープは必要な時だけトレーラーと接続して使うシステムで、普段は外しておきます。
そもそもサイドオーニングを出して滞在できるのは、オートキャンプ場位しかありませんから、使える時に設置して使う仕組みで問題ありません。
Cレールで市販のタープを使うには、ケダーベルトを裁縫する必要がある

エリッゼ(ELLISSE) PVC ケダーベルト 8mm KDB-8
- タープなどに縫製して、トレーラーのCレール、キャンピングカーなどに通せます。 ※車種によって通す太さが異なるので、お確かめの上ご購入ください。
- 紫外線に強い特殊コーティングを施しております。
- 太さ:8mm×幅40mm(28mm未圧着なので、タープを間に挟んでミシンで縫い付ける事も可能になりました。)
- 色:ホワイト

キャンピングトレーラーの車種によって適合するケダーベルトの口径が違いますので、販売店に6mmか8mmかを問い合わせておきましょう。
このケダーベルトと好みのタープと合体(裁縫)させます!
初心者さんは、「え~っ!そんなの無理!」と思うでしょうが、安心してください。
街の裁縫屋さんや大きなアウトドアショップの修理工房で作業してくれますし、ココナラ – プロが集まる日本最大級のスキルマーケット などで探せば裁縫してくれる個人職人さんを見つけられますので全然大丈夫。「一切難しい事などありませんよ~」(^▽^♪



私は札幌市内のアウトドアショップの修理工房で部材持ち込みで縫って頂きました。
加工賃は約5,000円でした。

これで準備完了です。
キャンピングトレーラーにCレールタープを接続する方法
Cレールタープをご存知でない方の次の不安点は、実際に設置する際、上手にCレールタープをレールにはめ込み這わせられるのか?面倒ではないのか?と不安でしょうが、全然大丈夫!1回経験すれば簡単ですよ~♪
(普通のキャンプでテントやタープを張った事がある方なら、一目でこの仕組みは簡単だと理解できると思います)

キャンピングトレーラーの側面前後にスタート地点があるので、そこにケダーベルトを押し込みレールに沿って這わせます。

キャンピングトレーラーのサイドに刻まれているスタート地点にケダーベルトの丸い所を刺し入れて、スライドさせれば自然にスルスル~と気持ち良く入って行きます♪

初回は、Cレールにシリコンスプレーを塗布して置くと、さらに滑りが良くなりますのでおすすめです。
10分もあれば設置できますし、貼り綱を増やせば強風にも耐えます。
私のCレールタープの強風対策術

私は突風対策として貼り綱を常に6本使っています。
1つのポールには、2本の綱が基本スタイル。
⑤⑥はCレールにはまっているタープが左右にズレないために、両側から引張り合うようにテンションかけています。
この張り方なら、相当な強風に耐えられますので、是非参考にしてください。
キャンピングトレーラーCレールタープのデメリット
●ケダーベルトとタープの裁縫加工が必要
●オプション品のサイドオーニングと比べ設営に多少手間がかかる
●ポール・張り綱・ペグ・ペグハンマーが必要
●アスファルトの上には建てられない。
キャンピングトレーラーCレールタープのメリット
●安い
市販のタープをちょっとだけ改造するだけですので、とても安価でシステム構築可能
●軽量
単なる布ですので、めちゃめちゃ軽いです! 燃費向上、左右バランスが崩れるなどの問題は皆無
●色、デザイン、大きさなど自由にタープを選べる
自由度が高い!
●濡れても乾燥が容易
完全乾燥しきれない状況でも、トレーラーの室内床にざっくり置いておけば徐々に乾きます。
サイドオーニング展開できない道の駅でも、車に被せて置けば直ぐに乾くので凄く楽♪
●強風に強い
単なる布を2本のポールで引張りあって張っているだけですので、高価なサイドオーニングのように強風が吹いても金属アームが曲がるなんて事はありません。
前項で紹介した強風対策で相当な風に対応できます。
※ペグは28cm以上の鋳鉄使用推奨
●万一敗れたり、燃えたり、壊れたても気軽に買い直せる。
破れたり、焚火の火の粉で穴が開いても、元々の価格が安いので買い直せば良いのですよ。
何十万円もするオプション品のサイドオーニングでは、こうは行きませんよね。
●洗濯できる
汚れても洗濯できます。
どうですか? もうメリットしかないでしょう(^▽^♪
私のCレールタープはこんな感じです。
Tatonka タトンカタープ゚ 4TC と言うタープで、大きさは幅400cm 奥行285cm 夫婦二人の野外リビングとして十分すぎる大きさです。

色はHobbyキャンピングトレーラーのカラーに合わせてサンドグレーを選びました。
生地はTC製(ポリコットン)で、タープの下で焚火をして火の粉が当たっても穴があきにくい生地ですのでタープの下でガンガン焚火を楽しんでいます。
大雨の時は2本のポールを低くする事で、雨の吹き込みを低減できますし、快晴の場合は逆に高くする事で開放的な屋外リビングを構築できます。
タープの生地/素材について
市販のタープの生地は大きく3つ。
コットン、ポリコットン、ポリエステルです。
コットン生地は、直射日光を強力に遮ってくれますが、生地が重く、雨に降られるとさらに重くなります。そして乾きにくいのでおすすめしません。
ポリエステルなどの化繊系は、非常に軽く雨にも強く乾きやすいのですが、焚火の火の粉などが当たると直ぐに穴が開いてしまいますし、遮光性もイマイチ。
私がおすすめする生地は、ポリコットン生地で、コットン生地より軽くて火の粉にも強く、遮光性も良く影も濃いので涼しいです。
Cレールタープなら、タープのサイズ、素材、色、自分に合うタープで旅ができます。
キャンピングトレーラーCレールタープとして用意した物





キャンピングトレーラーに備付けサイドオーニングは不要
何十万円も出して、重く、左右の重量バランスを崩し、使える場所も少なく、カビたり、風に弱く壊れたりするなら、Cレールタープで良くないですか?
サイズの異なるタープを用意して置けば、夫婦2人旅なら小さめのタープ。
大人数になるグルキャンなら大き目のタープなど、人数によって使い分ける事もできます。
プライバシーが気になるなら、大き目タープを用意して屋根の真ん中で折って壁状にしてペグダウンすれば、屋根もあって目隠し用の壁も出来ちゃいます。
Cレールタープの最大に良い点は、このフレキシビリティな所♪
自分がタープに合わせるのではなく、タープが自分に合うようにする事ができるのです!

もし、新車でキャンピングトレーラーを購入しようと検討しているなら、高価なサイドオーニングはパスして、高性能なCレールタープにして、浮いた予算を他のオプションにつかった方が絶対良いと思いますよ~
皆さんのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。
最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪