皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指しているピヨです。
キャンピングカーやキャンピングトレーラーで道内の山道を走ると、沢山のエゾ鹿を見かけると思いますが、皆さん無事ですか?
まだ私は一度もエゾ鹿と衝突した事が無いのですが、あの巨体とぶつかったら一発廃車でしょうね(;´Д`)
それに雄鹿の場合は、角が最も危険でボンネットに乗り上げて窓ガラスを突き破り、角に刺された死亡事故も発生しております。
もし、キャンピングカー北海道旅の途中に、雄鹿と衝突して鹿がフロントガラスを突き破って車内に飛び込んで来たら・・・
・その場合の修理代や医療費は一体だれが払うのでしょうか?
・大破したキャンピングカーで帰宅できるのでしょうか?
・最悪あなたや同乗者の命も危険な目にあう可能性も否めません。
と、言う事で、今回は「北海道民が教える鹿との衝突事故を避ける方法」をご紹介しますので、キャンピングカーで夢の北海道旅行をする前に、是非読んで対策してくださいね。
では、行ってみよう~!(^▽^)!
北海道内のエゾ鹿が関係する交通事故を数値で読み取る

下のグラフは北海道警察が公開した令和5年度のエゾ鹿との交通事故の発生状況です。
毎年鹿との交通事故は増えているのが見てとれ、令和5年は過去最高の数を記録していますが、エゾ鹿の駆除が追い付いていないので、来年後も生息数が爆伸びして行くので、今後も事故数は更に伸びて行くでしょう。
本州からキャンピングカーでの北海道上陸の玄関口である苫小牧でも、近年鹿の生息数が増えていますので注意が必要です。
あっ、ちなみに私はハンターで主に鹿狩りしてます( ̄^ ̄ゞ


道警鹿事故グラフから読み解く鹿との衝突事故対策
注目①:10月~11月は特に気をつけろ!
秋は鹿の繁殖期なので、鹿の行動が活発化するため山から山へ移動する際に道路を横切る確率が上がる。
その為衝突事故が増えています。
注目②:危険な時間は16:00~20:00だ!
鹿は日の出と日没時に活発に動き周ります。
朝は鹿の繁殖地から餌を求め山から降りて来て夕方になると帰ります。
早朝の事故数が低いのは、単に山間部を走る車の走行数が少ないために、事故発生数が低いだけ。
油断しないでください。山では日の出からバンバン走り回っていますよ。
注目③:夜間は闇に溶け込む鹿を発見できない!
昼と夜の事故発生件数を比べると、圧倒的に夜の発生が多いのですが、その理由は鹿の発見が遅れるためです。
鹿の体が闇に溶け込むので、走行中発見するのは非常に難しいです。
良く車のライトが目に反射して光ると言いますが、確かに光るが、光る目を発見した次の瞬間には目の前ですよ(;^_^A 避けれませんて。
北海道民が心得ている鹿との追突事故を避ける運転方法
まずはキャンピングカーの速度を落とす
特に10~11月の早朝と夕方はスピードを出さないように気をつける。
「なんだよ、そんな基本的な事を」と怒らないでください。
北海道の田舎道って高速道路のような感じなのですよ。
地元民がバンバン飛ばすからと言って、観光者もその気になって飛ばすのはおすすめできません。
※直線道路で飛ばしたい気持ちが出るかもしれませんが、最近移動オービスも多いですからそっちも注意ですよ(^_^;)「マジで注意です!!」
先頭を走らない
鹿は道路上で立ち止まっている時もあるのです(本当!)こっちを向いて動かないの!
昼間なら遠くから発見できますが、夜間は突然目の前に現れる形になりかなり危険ですので、先頭を走行するのは非常にリスキーですので止めましょう。
山の中などでは、カーブを曲がった先や道路脇に立っていたりして、驚いた鹿がパニックになり車めがけて突撃してくる事も多いです。
おすすめは、軽快に走行する地元の軽トラに追従すると、気持ちよく走れます。
イニシャルD並みに軽快に走行する軽トラは完全にヤンチャな地元民ですので、どこが危険か熟知していますので、彼らにエスコートしてもらいましょう♪
ただ、余りにも速くてキャンピングカーやキャンピングトレーラーじゃ追いつけない時もありますので無理が禁物です。
2台目でも車間は十分に開け気味走行で
先行車に追従していても危険です。
先行車が鹿と衝突又は、回避行動を行う可能性があるので、急ブレーキを掛けられても自車が突っ込んでしまわないように、車間は十分に開け気味で走行する事を強くおすすめします。
それに鹿は群れで行動するので、1頭をやり過ごしても2頭目3頭目と突っ込でくるので、2台目の車両が事故る可能性もあるのです。
動物注意の標識を見落とさない

道路脇の動物注意や鹿注意の標識・看板を見逃さない。
こうした標識・看板は鹿の飛びだし多発地帯や過去悲惨な事故があった場所に立てられます。
鹿は鹿道という決まった獣道を集団で移動します。
こうした標識は鹿と車の交差点エリアを表していますので、標識や看板を見たら、特に注意しながら運転する必要があります。
1頭見かけたら5頭以上いると考える
鹿は群れで行動し、パニックになると盲目的に仲間の鹿の後を追いかける習性があります。
道路を1頭の鹿が横切ると、数秒遅れて鹿の集団が次々と横切る事が多いのです。
車を認識しても、車を狙っているかのように突っ込んでくるのですから、たちが悪い。
道路脇や道路上に鹿を見かけたら近くに群れが潜んでいますので、注意しましょう。

キャンピングカーに鹿避け笛を設置する
鹿避け笛って知ってますか?
車の走行時に発生する風を利用して、特殊な周波数の音波を発生させる笛です。
鹿に自然界には無い奇妙な音を聞かせ「あれ? この音はなんだ!?」と周囲を警戒させる事で、「車だっ!」と車の存在を知ってもらい、急に道路に飛び出さないようする、非常にローカルな対策方法なのですが、これが意外と効きます。
ちなみに、この特殊な周波数の音波は人間には聞こえませんし、鹿はこの音が不快で逃げる事もないので、この鹿避け笛を設置したから100%大丈夫と保証できないのが辛い所です。
動物なのでパニックになると飛び出すんですよね~(;^_^A


キャンピングカー+鹿避け笛の効果は?

前項でも説明した通り、この鹿避け笛は、車両前方に潜む鹿に対し、特殊な音波を聞かせ事前に、車が来る事を教えるための警告笛です。
要は自車の存在を事前に鹿に伝える事で、奴らがパニックに陥らないようにしている訳です。
鹿はパニックになると周りを見ず突っ走りますので、物凄く危険。
鹿避け笛の効果は、ある?ない?ここが問題。
笛の音は人間には聞こえないので、何とも言えないし、実際「鹿避け笛は効果が無い」とレビューする方もいますが、正直私自身も謎です。
ただ、鹿が多く生息する北海道民ドライバーとして言える事は、北海道の道東・道北を初め沢山の鹿が生息するエリアにて、鹿避け笛を設置し実際に走行した感じですが、確かに鹿はこちらを視認して、車の存在を確認している様子を何度も確認しています。
突然鹿がこちらを振り向き一旦動きを止めるのです、そして山の方に逃げて行く事が何度もありました。
ですので、私は鹿避け笛は非常に効果があると感じています。
キャンピングカーに正しく鹿避け笛を取り付ける
この鹿避け笛ですが、正しく設置しないと効果は出ません。
よく効果が無い!と騒いでいるレビューがありますが、正しく設置しないと意味がありませんので、下記のように設置しましょう。
笛と言う位ですので、ある一定量の風量が吹き抜けないと音がなりません。
大体50km以上の走行スピードがないと、風が入らず音が鳴らないようです。
50km以上の走行スピードでも効果が無い低い場合は、設置位置が悪い可能性があります。
キャンピングカーおすすめの設置場所
絶対に走行時に風が吹き抜ける場所に笛をつけましょう。
笛の前後に空気を遮るものがあると音が発生し難くなるので避けてください。
さらに、今の車は空気抵抗を低くし燃費向上を狙う設計をゴリゴリにされているので、走行時に空気の密度が少なくなるような場所や、走行風が少なくなるような所には設置しないようにしましょう。
おすすめの位置は、フロントグリルで、後ろがラジエーターの場所は、エンジン冷却のために風通しが良よく、安定して空気が抜けます。
車両の先端ですので、音も前方に轟くのでおすすめです。

注意点
注意点は、出来るだけ車両の下側には付けない方が良いです、音の伝わりが低くなりますし、走行中アスファルトの砂やゴミなどの異物が詰まる可能性がありますので、フロントグリルの出来るだけ上の方が、音も前方に良く伝わるでしょう。
キャンピングカーで、北海道車中泊の旅をするなら、鹿避け笛は必須!
キャンピングトレーラー・キャンピングカーの旅中、野生動物との衝突の確率は非常に低いと思いますが、万一事故を起こすと旅自体を継続できなくなるので、お守り的・保険的意味合いで鹿よけ笛は絶対あった方が良いと考えています。
自分の安全確認不備や他車過失でのもらい事故と、野生動物である鹿との衝突の事故は少々意味合いが違います。
相手が動物なので、どうしようもないとお思いでしょうが、こうして鹿避け笛がありますので、鹿との交通事故対策として設置しては如何でしょうか?
大した金額でないし、万一、キャンピングカーで楽しい北海道車中泊の最中に、鹿と衝突して車が大破!なんて悲しすぎます。
道民結構つけてますよ~(`・ω・´)ゞ「一応お伝えしておきますっ!」


皆さんのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。
最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪