皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指し予行練習や準備をしているピヨです。
私が住んでいる北海道は、1年の半年はほぼ冬
私は根雪(雪が道路に降り積もり自然に解ける事がない状態)になるまでなら、トレーラーの運転は問題無いと考えております。
もちろんノーマルタイヤで走行ではなく、スタッドレスタイヤで走行です。
夏だけ旅するならノーマルタイヤでも良いのですが、やっぱり冬の旅っていいもんですよね~
雪が舞う中べバストFFヒーターの効いた車内で食べる雪見鍋は最高で冬キャンプが辞められないのです。
そんな生活がしたいがために、今日キャンピングトレーラーのタイヤをスタッドレスタイヤに履き替えてきました。
では、行ってみよう~!(^-^)/
なぜスタッドレスタイヤに履き替えたか?
1:広大な北海道はマジで油断できない。
北海道の春や秋口は、都市部は雪が積もっていないが、山間部では突然雪が降ったり、日陰のカーブなどは、つるっつるに凍結している事もあり油断できないのです。
たとえヘッド車が4WDでスタッドレスタイヤを装着していても、トレーラーが未装着の場合、カーブ中に遠心力が加わった際トレーラーが横滑りする可能性がありますし、急制動をしてもトレーラーのタイヤがグリップしないので、ヘッド車を押し出し折れ曲がる(ジャックナイフ現象)に見舞われる可能性もありとても危険。
やはり雪道を走行する可能性や予兆が少しでもあるのであれば、ヘッド車、トレーラー共にスタッドレスタイヤに履き替える事が安全です。
2:スタッドレスタイヤは夏も履きっぱなしで行く
通常タイヤは夏用、冬用と季節毎に履き替えますが、もう夏も面倒なので履きっぱなしで行きます。
その理由は、トレーラーで攻めた走りをしないから(爆)そもそも高速道路でも80km以上出しませんので、通常走行時の制動に問題は起きませんし、いちいち履き替える手間も費用も勿体ないです。
後で説明しますが、北海道の道路状況が劣悪という事もあります。
3:春や秋旅の安心のために
先でも書きましたが、北海道はGWでも峠に雪が普通に降る事があますので安心できないし、山道の日陰のカーブなんて凍っていますから油断できませんよ!
旅先で突然の降雪・・・麓は晴れていても、峠は大雪で動けなくなる。なんて事は絶対に避けなくてはなりません。


無事交換完了しました♪
4:柔いスタッドレスタイヤは、悪路の振動ダメージを抑えられる
こちらは、本州のキャンピングトレーラーオーナーには、理解できないかもしれませんが、北海道の道路って凸凹が酷いのです。
これは冬の寒さが厳しいので道路の損傷が激しく予算の関係なのでしょう部分補修しかしないので、道路がヤバいです(爆)
本当に最悪なレベルで、どこのアスファルトも継ぎはぎだらけで走行振動が半端なく常にガタガタと揺れフレームとボディに負荷を掛けています。
硬いロード用タイヤだと、道路の凸凹をダイレクトに拾ってしまい、トレーラーが跳ねるほど。
そのダメージを少しで低減するために、柔らかいスタッドレスタイヤに履き替へ通年履きっぱなしの理由もボディのためなのです。
今回履き替えた体感ですが、確実にスタッドレスタイヤの方がトレーラーの振動(おつり)が少なくなっております。
タイヤサイズやロードインデックスはこんな感じ
旧タイヤ:195/70 R15 ロードインデックス104 ドイツ製タイヤ
新タイヤ:195/70 R15 ロードインデックス106 ダンロップ
こんな感じでタイヤサイズは一切変更せず、ロードインデックスを2ランク上げました。
《ロードインデックスとは》
ロードインデックスとは、タイヤ1本で支えることができる「最大負荷能力(空気圧と負荷能力の関係)」を示す指数で、簡単に説明すると1本のタイヤでどれくらいまでの重さを支えられるかという事。

旧タイヤは104でしたので、最大荷重1本/900kg 2本で1800kgの重量に耐えるのですが、今回106に上げたので、最大荷重1本/950kg 2本で1900kgまで耐えるので100kg余計に荷物も積んでも大丈夫な事になります。(だからと言って荷物を沢山積むことはしません)
今回ロードインデックスを106に上げた事により、道路の凸凹を拾いトレーラーの上下振動運動時に発生する動荷重耐性を向上させバースト対策としたのです。
とにかく北海道の舗装状態は酷く常にトレーラーが跳ねる路面状態なので、柔らかいスタッドレスタイヤ+ロードインデックスを少し上げる事でトレーラー本体やフレームへのダメージを減らす事ができます。
スタッドレスタイヤのメーカーはどこが良いのか?
これは正直好みもありますので、なんとも言えないのですが、私的にはヘッド車はブリジストンのブリザック スタッドレスタイヤ一択です。
なぜ?と言われると上手に説明できないのですが、真冬の北海道で他社製のスタッドレスタイヤで「止まれぇ~っ!!!」とか「なんか・・・浮いてる感じがする」「赤信号からの発進時、ツルツル路面が滑って進まん!」と不安を感じた事が多いからなのです。(抽象的ですみません)
トレーラーのタイヤは、自ら駆動し進む訳でなく、ただ転がっているだけなので基本的な雪道性能があれば十分ですので、性能の良いタイヤはヘッド車に履かせるべきです。(ブリザックが性能が高いという訳ではありません。好みです)
なので、今回たまたまダンロップが安かったからダンロップ製のスタッドレスタイヤになっただけです(苦笑)
純正タイヤはドイツ製のノーマルタイヤでしたので、国産ダンロップのスタッドレスタイヤになり安心度も爆上がりです♪(やっぱ国産が良いのよ)
冬でもキャンピングトレーラー旅をするための注意点
①タイヤの空気圧は適正に
マニュアルに従い適正な空気圧を維持するように定期的にチェックは欠かせません。
特に気温が低くなる冬場は空気圧が下がりやすいため注意が必要です。
空気圧が低くなるとタイヤが潰れるように歪み、雪で出来た轍にとられやすくなり、トレーラーの挙動が不安定になります。
狭い道路ですれ違う時やバッグする時などイメージしたラインを取りにくくなりますので注意です。
②スタッドレスタイヤは鮮度の良いモノに
低価格のタイヤの場合、生産年度が数年前のものがあったりします。
タイヤの寿命は約3~5年ですが、寿命中にトレーラーのタイヤの溝が無くなるほど走りまくり、履き替えが必要なパワーユーザーはおらず、一般的には、トレーラーのタイヤの寿命まで履きつぶす方が大半ではないでしょうか?
ですので、スタッドレスタイヤの寿命はできるだけ長い方が良い訳で、制動能力の低下問題はゴムの硬化ですのいで、できるだけ柔い状態が続くよう鮮度の良いタイヤを買い求める事で、長く走れるという訳です。
ちなみに、生産月はタイヤのサイドウォール部分の製造年週の刻印を見ればわかります。

画像のX0525ですと、2025年の第5週目に生産されたタイヤですので、2025年の1月後半から2月頭に生産されたタイヤと判断できます。
ですので、購入時はここをチェックしてできるだけ新しい物を購入すると良いでしょう。
③スピードとカーブに気をつける
当たり前ですが、高速走行時に急ブレーキを踏むと一瞬遅れて後ろからトレーラーに押されますよね。
そのまま減速できれば良いのですが、制動力の低いタイヤの場合止まり切れずに前方に進もうとします、ヘッド車とトレーラーに角度が付いていれば、冬場は簡単にジャックナイフ現象が起きます。
更に高速+カーブの場合、トレーラーには遠心力が強くかかりますので、振り子のように外に外にと膨らんで行き制御不能になります。
トレーラーのタイヤがグリップの効かないノーマルタイヤだった場合は簡単にそうなるでしょう。
しかし、グリップの効くスタッドレスタイヤであれば、ある程度踏ん張ってくれますので限界値が上がり俄然有利です。(でも、冬場はスピードを落として走行するのが一番安全ですよね)

■まとめ
今回スタッドレスタイヤに履き替えた事で、約60,000円の費用と工場持ち込みによる時間と手間が掛かりましたが、安心して北海道の春も秋もキャンピングトレーラー旅を楽しめるようになりました。
この60,000円のコストを「高い。」と考えるか「安いと考える。」かは人それぞれですが、私は安いと考えております。
「だって本当に雪降ると滑るんですよ。雪道しらない人は行ける!と思うでしょ。絶対無理よ」(;’∀’)
今この原稿を書いているのは10月13日、この後12月末まで走るつもりです。
11月中は道内どこでも大丈夫で、12月に入ると道東や道北は雪も冷えも厳しくなるので、道南側へ行こうと考えております(^-^)/ 
それ以降は・・・絶対行かない(爆)
水回りの凍結や除雪した雪の堆積により道路が狭くなる事と、事故の危険性が圧倒的に高くなるので、1月から4月中旬まで、安全第一の観点からお休みですね。
「無理して事故っても損ですから」
あなたのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。
最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪
 
  
  
  
  
