皆さんこんにちは。北海道でHobby495ULに乗り、キャンピングトレーラーでの日本一周夫婦旅に向けて準備や予行練習をしているピヨです。
トレーラーの脇に日陰をつくって、椅子に座ってのんびり過ごす。
そんなサイドオーニングのある風景に憧れる方も多いのではないでしょうか。
ただ、私はトレーラーを購入する際、車体に備え付ける巻き取り式のサイドオーニングは選びませんでした。
代わりに使っているのが、車体のCレールに市販のタープを取り付ける「Cレールタープ」です。
理由は、意外と旅中タープを張る事が少ないのと、色や素材、サイズを自由に選べるからです。
この記事では、備え付けオーニングを選ばなかった理由と、私が実際に使っているCレールタープの加工・設置方法、使って感じた良さや不便な点を紹介します。
では、行ってみよう!(^^)/
サイドオーニングは2種類 どっちが良い?
私にはCレールタープが合っていますが、備え付けオーニングにも、外で過ごす空間を手軽につくれる良さがあります。
オートキャンプ場だけを転々とするような旅のスタイルが中心で、毎回のように日よけを使う方なら、備えつけオーニングの設営の手軽さは大きな魅力です。
購入前には、まず「どこで、どのくらいの頻度で使うのか」「旅のスタイル」「コスト」を考えると選びやすくなります。
ここでは、車体に常設する巻き取り式を「備え付けオーニング」、レールに生地を通して取り付けるものを「Cレールタープ」と呼び分けます。
| 比べる点 | 備え付けオーニング | Cレールタープ |
|---|---|---|
| 設営 | 誰でも容易に展開できる。 | Cレールへの差し込み、ポール・張り綱などの設営の手間が掛かる |
| サイズや素材 | 既存品の仕様から選ぶ | 好みのサイズ、色、素材を選べる |
| 費用の確認 | 本体、取付部品、工賃を含む見積もりを確認 高額 | タープ、ケダーベルト、縫製費、ポールなど確認 低費用 |
| 使わないとき | 巻き取って車体に収納 | 幕・綱・ポールなど全てをトランクに収納 |
| 設置/保管場所 | 屋根 | トランク内に収納 |
| メリット | 設営が非常に楽 | 低費用 軽量 高い自由度 |
| デメリット | 高価・車重増・左右バランス悪化 高重心 燃費悪化 風に弱い カビが生えやすい 雪下ろしし難くなる | 設営に手間が掛かる |
設営の手軽さを優先するのか、自分好みの生地や張り方を楽しむのか。
どちらを大切にするかで、選ぶ装備は変わります。
私が備え付けオーニングを選ばなかった理由
意外とオーニングタープを張る日はない
私が目指しているのは、各地を巡る夫婦旅です。
道の駅などで休憩・仮眠を取る場面が多いのでトレーラーの外にテーブルや椅子を出せません。
オートキャンプ場ならオーニングタープを出せるのですが、参考までに言うと「年に数回程度」です。
年数回張る程度なら、高額なサイドオーニングをオプション装備するより、低費用で自分好みの色や素材のタープを用意して旅をするスタイルで十分だと考えました。
※
なお、駐車できることと、オーニングやタープを展開できることは別です。
道の駅やSA/PAなどの駐車場での休憩時は展開せず、キャンプ場やRVパークでも、その施設のルールと利用区画を確認しマナー良く展開しましょう。
費用は使用頻度に合わせて考えたかった
備え付けオーニングを導入すると、本体だけでなく取付費用なども必要になります。
価格は製品や車両によって変わるので一概には言えませんが、私にとっては、使用頻度を考えて予算を配分したい装備でした。
前項で示した通りコストに対してデメリットが多すぎる点も見逃せない要因。
Cレールタープも無料で用意できるわけではありません。
タープ本体のほか、加工部材や縫製、設営道具に費用がかかります。
ただ、使いたいタープや手持ちの道具を活かせる点が、私の選び方に合っていました。
Cレールタープはメリットしかなかった
●安い
市販のタープをちょっとだけ改造するだけですので、とても安価でシステム構築可能
●軽量
単なる布ですので、めちゃめちゃ軽いです! 燃費向上、備え付けオーニングのような重量増は無く、左右バランスが崩れるなどの問題は皆無
●自由度が高い
色、素材、デザイン、大きさなど自分好みに選べる
●濡れても乾燥が容易
完全乾燥しきれない状況でも、トレーラーの室内床にざっくり置いておけば徐々に乾きます。
帰宅後ベランダや敷地内に拡げて置けば直ぐに乾くので楽ですし、カビの問題も皆無です♪
●強風に強い
単なる布を2本のポールで引張りあって張っているだけですので、高価なサイドオーニングのように強風が吹いても金属アームが曲がるなんて事はありません。
後で紹介しす6本の張り綱で強風対策を施せば相当な風に対応できます。
※ペグは28cm以上の鋳鉄使用推奨
●万一敗れたり、燃えたり、壊れたても気軽に買い直せる。
破れたり、焚火の火の粉で穴が開いても、元々の価格が安いので買い直せば良いのですよ。
何十万円もするオプション品のサイドオーニングでは、こうは行きませんよね。
●洗濯できる
汚れても洗濯できます。
どうですか? もうメリットしかないでしょう(^▽^♪
私は長く普通の幕テントでキャンプを楽しんで来たので、タープの素材や色、日陰のつくり方にも好みがあります。
夫婦二人で使いやすい大きさにする。
所有トレーラーに合う色を選ぶ。
天気に合わせてポールの高さを変える。
等、
低コストで自由な使い方ができるCレールタープに非常に魅力を感じました。
Cレールタープはどんな仕組みなのか
私のHobby495ULには、車体の側面にCレールがあります。断面がC字形になった溝へ、タープに縫い付けた「ケダーベルト」の丸い部分を通し、車体側の一辺を支える仕組みです。


外側をポールと張り綱で支えれば、トレーラーの横に日陰をつくれます。使い終わったらレールから抜き、タープとして畳んで収納します。
初めて聞くと難しそうですが、仕組みは「タープの一辺を車体のレールに通す」というものです。テントやタープを張ったことがある方なら、イメージしやすいと思います。
私が使っているタープと加工にかかった費用
タトンカ4TCを夫婦二人の屋外リビングに
私が使っているのは、タトンカのTarp 4 TC。大きさは約400cm×285cmで、夫婦二人が外でくつろぐには十分と感じています。色はHobbyに合わせてサンドグレーを選びました。

生地は、ポリエステルとコットンを混ぜたTC素材です。私は日陰の濃さや生地の雰囲気を気に入っています。製品のサイズや素材は、タトンカ公式のTarp 4 TC製品情報でも確認できます。
ポリコットン生地なので、焚火で爆ぜた火の粉が当って穴が開く事なく安心して幕下で焚火を楽しめるのも良い所です。
あなたが選ぶなら、色や素材、車体側で使える長さと、ポール・張り綱まで含めた設置範囲も確認しましょう。
張るシチュエーションはオートキャンプ場が多くなりますので、貼り綱を含め利用区画内で完結するサイズにする必要があります。
ケダーベルトの縫製は修理工房へ依頼
市販のタープをCレールに取り付けるため、私はタープの一辺にケダーベルトを縫い付けてもらいました。

ケダーベルトには太さの違いがあるため、購入前に、自分の車両のレールに適合するものを販売店などへ確認してください。
私は札幌市内のアウトドアショップの修理工房に部材を持ち込み、縫製を依頼しました。当時の加工賃は約5,000円でした。これは私が依頼したときの縫製費で、タープやケダーベルト、ポールなどを含む総額ではありません。

自分でミシン作業をする必要はありませんが、どのお店でも対応できるとは限りません。依頼前に、生地・加工する長さ・ベルトの仕様を伝え、受付可否と見積もりを確認すると話が進めやすくなります。
街の裁縫屋さんや大きなアウトドアショップの修理工房が無い場合は、ココナラ – プロが集まる日本最大級のスキルマーケット などで探せば裁縫してくれる個人職人さんを見つけられますので全然大丈夫。「一切難しい事などありませんよ~」(^▽^♪

Cレールタープ設営手順
ここからは、私のHobby495ULでの取り付け方です。
車両によってレールの入口や形状は異なるため、ご自身の車両に合わせて確認してください。
用意するもの
- ケダーベルトを縫い付け完成させたCレールタープ
- タープを支えるポール
- 張り綱
- 地面に合ったペグとペグハンマー
私の設営は、地面へペグを打って固定する一般的な方式です。
ペグは、鋳造ペグ約28cmの長さの物を使っています。
1 レールの入口を確認する
私のトレーラーでは、側面の前後にケダーベルトを差し込むための入口があります。まずは、どこから通すのかを確認します。

2 ケダーベルトを差し込んでスライドさせる
ベルトの丸い部分を入口へ入れ、タープを支えながらレールに沿って少しずつ通します。ねじれたり引っかかったりした場合は、無理に引っ張らず、適合やレールの状態を確認してください。



3 ポールを立てて張り綱で固定する
タープの車体側を通したら、外側をポールで支えて張り綱とペグで固定します。
車体のドアが開くか、張り綱が通路や隣の区画へ出ていないかも確認します。
天候は急に変わる事もあります。
油断して貼り綱を少なくした時に限って強風が吹くのですよね(苦笑)
私は2本のポールそれぞれに張り綱を2本ずつ使い、さらにボディのレール側のタープが風などで左右にズレないように2本加えて、計6本張る「強風対策」を常にしていますよ。
強風にあおられ、抜け飛んだペグがボディに当り凹むなんて事故は絶対に避けたいです。

4 雨水が流れる傾斜をつくる「降雨モード」張り
雨の日は、タープに水がたまらないようにポールの高さや張り方を調整し「降雨モード」にします。
私は晴天であれば、平張りしますが、雨予報の時は、幕の傾斜を片流れにして雨が流れ落ちるようします。
風が強くなるような場合は、ポールの高さを敢えて低く抑えるなどの対策を講じております。
タトンカの公式設営ガイドでも、雨水が流れるように傾斜をつける方法が紹介されています。水の逃げ道と、出入口の通りやすさを合わせて確認しましょう。
5 就寝中・観光・買い出し時の張り方
注意! 張り綱を増やせば、どんな風でも使えるわけではありません。
地面やペグの状態、風向きによって条件は変わります。車体にもつながっているため、予め天気予報を確認し強風が予想されるときは張る事を諦めましょう。
また、使用中に風が強まる場合などの時は無理をせず早めに畳みましょう。
この強風対策の一番の肝は就寝中や無人中。
深夜などに風が強くなるか。ならないか。を「予測する」のが重要です。
参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=ctD9LSd42SE
MIHO氏TV! 美人キャンパーMIHOさんの動画で、オーニング強風事故の事例。
もし、長期旅の道中で、動画のように備えつけオーニングが故障したら、旅が終わりますので、リスクでしかありません。
Cレールタープを「使って」感じたメリットと不便な点
高さや張り方を変えられるのが楽しい
私がいちばん気に入っているのは、過ごし方に合わせて調整できることです。晴れた日はポールを高めにして開放的に。雨が吹き込むときは低めにして、外で過ごすスペースを整えられます。
タープの色を車体に合わせたり、生地性能で快適度を向上させる事。
大きさの違うタープを張り分けるもできるので、夫婦2名から大人数まで対応ができる事等が、本当にフレキシブル対応できて良いです。

取り外して乾かせる
雨撤収の際は、濡れたCレールタープを車体から外して、帰宅後に広げて乾かせるのが非常に便利。
これが、オプション品の巻き取り式のサイドオーニングの場合、そうはいきません。
雨撤収後は出来るだけ早く安全な場所にて、全出ししての完全乾燥させる必要があります。
この全出し乾燥をしないと、サイドオーニングケースの中でカビが生え、幕に染みが出来てしまいます。
どちらも雨撤収後は乾燥作業が重要ですが、Cレールタープは乾燥工程が非常に楽なのが良いですね。
万一カビや汚れ穴が空いたら、気軽に新しいタープに交換する事ができるます。
設営と片付けには手間がかかる
一方で、Cレールに通し、ポールを立て、張り綱を固定する作業は毎回必要です。片付ける際も、タープだけでなくポールやペグを収納することになります。
私の場合、設置は10分程度が目安ですが、慣れや人数、地面の状態で変わります。
初めての方は時間に余裕を持ち、天気の穏やかな日に一度試し張りをする事をおすすめします。
この設営作業を負担に感じるなら、備え付けオーニングの手軽さを重視する選び方もあります。
まとめ:私には必要なときだけ張るCレールタープが合っていた
私が備え付けのサイドオーニングを選ばなかったのは、高コストと自分好みの生地やサイズのタープを使いたい気持ちが強かったからです。
普通のテントキャンプ上がりの私的には、多少設営の手間はなんて事はありません。
逆に高コストでデメリットが多い巻き取り式のサイドオーニングを選ぶ事は考えられません。
更に北海道に住んでいるので、冬季中トレーラーの屋根に積もる雪の雪下ろしがし難くなる点も見逃せないです。
サイドオーニングがルーフに出っ張って鎮座する事で、オーニング設置側の雪下ろしが、極端にし難くなるのも嫌な所。
と、言う事で、、、、
何十万円も出して、重く、左右の重量バランスを崩し、使える場所も少なく、カビたり、風に弱く壊れたりするなら、Cレールタープで良くないですか?
サイズの異なるタープを用意して置けば、夫婦2人旅なら小さめのタープ。
大人数になるグルキャンなら大き目のタープなど、人数によって使い分ける事もできます。
プライバシーが気になるなら、大き目タープを用意して屋根の真ん中で折って壁状にしてペグダウンすれば、屋根もあって目隠し用の壁も出来ちゃいます。
Cレールタープの最大に良い点は、このフレキシビリティな所♪
自分がタープに合わせるのではなく、タープを自分に合うようにする事ができるのです!

タープの下の日差しや視線が気になる方は、カモフラージュネットを組み合わせた使い方も別の記事で紹介しています。
もし、新車でキャンピングトレーラーを購入しようと検討しているなら、高価なサイドオーニングはパスして、高性能なCレールタープにして、浮いた予算を他のオプションにつかった方が絶対良いと思います。
皆さんのキャンピングトレーラーライフが、より楽しく快適になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!






