皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指しているピヨです。
皆さんのキャンピングカーの冷蔵庫は冷えていますかっ! 私の冷蔵庫も全く冷えなかったのですが、魔改造で良く冷えるようになりました。
ちなみにこんな感じです。
8月7日11:26 外気34.0℃ AC100Vモード
冷凍庫-16.2℃ 冷蔵庫上部0.9℃ 中段5.9℃ 下部ドアポケット5.2℃
この改造で日本一周旅行で十分活用できるレベルにまで、冷却能力を改善する事に成功しました。
今回は、実際にギン冷え冷蔵庫にする改造手順をご紹介します。
必要工具はドライバー1本だけですので、誰でも簡単に改造できます!
では、行ってみよう~!(^▽^)!
まずは改造の手順を理解しよう。
- ①冷却フィンを外す
- ②黒パイプ(冷却パイプ)についてる既存シリコンを除去
- ③冷蔵庫を養生する
- ④塗布開始
- ⑤養生を撤去し冷却フィンを戻す
改造手順と注意点
①冷却フィンを外す
冷却フィンを外すのですが、日本で一般的であるプラスネジではないので、工具を用意する必要があります。
私の冷蔵庫は特殊ネジ(トルクスネジ サイズT25)で止められていました。
あなたのキャンピングトレーラー・キャンピングカーの冷却フィンのネジ頭の種類とサイズを調べ、該当するドライバーを用意する必要があります。
海外製トレーラーなので、特殊ネジも入っているドライバーセットを用意しておくと何かと便利ですよ♪

サーモスタットセンサーのセンサーがついていますので、線を切ったり強く引張ならないように気を付けてください。
②黒パイプ(冷却パイプ)の既存シリコンを除去する。

冷却フィンを剥がすと、パイプとウレタンフォームとベタベタするシリコンが目に入ります。
このシリコンを綺麗に除去しましょう。
シリコンはベタベタに貼りついているので、何かでこそげ落とす必要があります。
私はパイプを傷をつけないように、車の内装剥がし用のプラスチック製のヘラを使いました。
他にシール剥がし剤を散布し完璧に除去しました。

③冷蔵庫内を養生する

用意した放熱シリコンは非常にベタベタするので、関係ない場所に着くと厄介です。
汚れても大丈夫なように養生を行います。
指先に付着した際は、適時拭き取り、うっかり別の場所を触ってしまい汚れが広がる事を防止しましょう。
ウェットティッシュなどを用意すると良いですよ。
④放熱シリコン塗布開始

放熱シリコンを左上の冷凍庫側から来ている黒パイプ(冷却パイプ)から塗布を始めます。
パイプと冷却フィンが密着する事を目的としていますので、黒パイプとウレタンの凸凹を埋めつつ黒パイプに放熱シリコンを乗せて行きます。
やっぱり安心で熱伝導率が良い国産品の、サンハヤト放熱シリコンを7本使いました。


簡単ですが、イメージはこんな感じですので、黒パイプと庫内の冷却パイプが接する部分だけに塗布しましょう。

アドバイス
3つのビス穴がありますが、ここも黒パイプと一体化しているので、ここも冷えます。
しがってこのビス穴にも塗布すると冷却能力が一層向上しますよ。
私はシリコンを7本用意しましたが、ウレタンの状態によっては、もっと必要なトレーラーもあるかもしれませんので、少し多いかな?と思う位用意した方が良いです。
⑤養生を撤去し冷却フィンを戻す
冷却フィンを戻して終わりですが、次が最後の難関ですので気を抜かないでください。
接続するビス穴の位置を良く確認して、冷却フィンを押し付ける事を意識して作業しましょう。
その理由は、穴位置が酷くズレた場合、折角塗ったシリコンもズレる事になり、密着度が低くなりますので、穴と穴の位置を良く把握しズレのないよう押し当ててビス止めする必要があるのです。
「あれ?穴どこだぁ~?こっちかな?あっ行き過ぎた!一回冷却フィンを剥がして確認しよう!」と、冷却フィンを剥がすと、一度ついたシリコンがビロ~~~ンと糸を引いて伸びてしまい、折角盛りに盛ったシリコンが台無しになりますので、注意してください。「1発勝負です!!」(`・ω・´)ゞ
上手にビス止めできたら完成です。
これで黒パイプを通る冷媒の冷えを100%冷却フィンに移動できますので、冷蔵庫が冷えるようになりますよ~
お疲れ様でした~(^^♪
試しに計測してみた。
改造後実際どの位まで冷えるのか測定してみました。
《冷蔵庫温度計測》 AC100Vモード 2024年
8月3日13:00 外気32.6℃ 冷凍庫 26.0℃ 冷蔵庫中断 24.3℃ スタート時
↓ ↓ ↓ ↓
8月3日22:00 外気24.2℃ 冷凍庫 – 15.4℃ 冷凍庫中段 6.9℃ 9時間後
こんな感じでゼロスタートから9時間で十分すぎる冷却能力を手にいれる事に成功しましたが、8月3日の夕方から雨が降って外気が24.2℃に下がってしまったのが残念(;´Д`)
本当は外気30℃超えの猛暑日で測定したかったのですが十分冷えて良かったです♪「朝方にはもっと冷えていました。」
その後天気予報をみると、数日後は猛暑日になると予報が出ていましたので、冷蔵庫内温度センサーを増やして再測定を実施。「猛暑!」щ(゚Д゚щ)カモーン!
《猛暑日で冷蔵庫内温度再計測》
8月7日11:26 外気34.0℃ AC100Vモード 6日昼から予冷したので約24時間後になります。
冷凍庫-16.2℃ 冷蔵庫上部0.9℃ 中段5.9℃ 下部ドアポケット5.2℃ の好成績。

外気34.0℃で、冷蔵庫庫内が5℃台って凄いですよね!!
冷蔵庫上部の棚は、0.9℃を叩き出していますので、ビールもキンキンに冷えます。
←有線センサーx2は緑テープで止めています。
白い箱はワイアレス温度計です。
キャンピングトレーラーの冷えない冷蔵庫改造はまだまだ続く
今回の改造は、冷蔵庫の冷却ファン裏に雑に塗布されている海外製放熱シリコン除去し国産の高性能放熱シリコンに塗り替える事で、冷蔵庫冷却能力を格段に向上させる事に成功いたしました。
ぜひ、キャンピングカー・キャンピングトレーラーの3WAY冷蔵庫の冷えが悪い方は試してみては如何でしょうか?
しかし! ダメなんだよ!
こんな冷えじゃ!
常に全開運転じゃエコじゃないっ!(爆) 電気やLPガス食うべさっ!
次回はキャンピングトレーラーの冷えないドメティック3wy冷蔵庫を、もっともっと冷えるように魔改造して、低パワーでもちゃんと冷えるよう省エネ冷蔵庫にする方法を公開しますね。
この改造が成功すると、節電、節ガスにも貢献する事になりますので、次回ドメティック3wy冷蔵庫魔改造最終編をご期待ください!!
キャンピングカー・キャンピングトレーラー冷蔵庫改造動画を公開中
キャンピングカーやキャンピングトレーラーって必要な設備が整っていますが、こうして自分で快適化を進めると、もっともっと快適になって楽しいですね~♪
皆さんのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。
最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪
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