キャンピングトレーラーに排水タンク(グレータンク)後付け改造!「脱・垂れ流し!道の駅 車中泊が爆楽に♪」

キャンピングトレーラーグレータンクアイキャッチ画像 ◆改造

皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指しているピヨです。

キャントレオーナーの皆さん道の駅で車中泊する場合、キッチン排水ってどうしていますか?

ヨーロピアントレーラーって車体に備付けのグレータンクでなくて、車体下の排水口下にポリタンクを置いて排水を受ける仕組みと言う事を、納車するまで知りませんでしたw 「なんか生活感半端なくない?」

サービスエリアや道の駅での小休憩で、水道を使うためには、一度トランクから排水用タンクを出して車体下の排水口にタンクを設置する必要があります。

こんな事を日本一周夫婦旅の最中、毎回タンクを運び込んで車体下に配置するのかぁ~

日本一周旅中毎回するの?すげー面倒じゃん!(;´Д`)「嫌だぁ~」

こんなの嫌なので、キャンピングトレーラーを改造し床下に小型の排水タンクを設置したら、ちょっとした休憩でも気軽に水道が使え非常に快適になりました。

今日はHobby 495ULキャンピングトレーラーにグレータンクを設置する改造方法を紹介しますね。

では、行ってみよう~!(^▽^)!

ヨーロピアントレーラーには、車体備付け排水タンクが無いって知ってた?

私は知らなかったです(爆)

アメリカンキャンピングトレーラーのように排水タンクも内蔵されているとスマートだけどなぁ~

納車後、他のオーナーの皆さんはどうしているの?と思って色々聞いたのですが、皆さんポリタンクやバケツで排水を受けているとの事で、これって一般的なのですね。 「でも、なんかスマートじゃないなぁ」(;´Д`)

昔はキャンピングカーの排水は垂れ流しだった!?

キャンピングカーブームの前からの諸先輩の大御所さんにお聞きする武勇伝では、昔はキャンピングカーの排水タンクの水は走行中に垂れ流ししていたようです。Σ(゚Д゚)「マジでっ!」

どうも、普通に皆さん垂れ流しでOKだったと仰いますので、時代なのでしょうね。

マナーというより「それが普通で何も悪い事などない!」とのお話ですので、その当時はそうなのでしょう。

しかし、今は令和なので、排水タンクの水の垂れ流しはNGです。

現代のキャンパーさんは時代に沿って、マナー良く旅をしたいですね。

毎回キャントレ車体下に排水タンクを設置するのは面倒

ポータブルタンクに排水している画像

毎回床下に排水タンクを設置するのは生活感が出てスマートじゃないよね。

トレーラーという悪目立ちする車体なのに、床下にポリタンク置いていたら、道の駅で1時間の休憩でも「あらっ、嫌だ。奥様ぁ~ ごらんあそばせ、あそこのキャンピングトレーラーの床下にオマルみたいなタンクあるけど、あのトレーラー何日も停めて生活しているんじゃない?」「ダメね~ マナー違反ねぇ~」と、言われそうです。(爆)

排水タンク無しの、道の駅/SA休憩シュミレーション

道の駅/SAに駐車 タンク設置 休憩 タンク回収 移動 排水可能な場所で排水

1時間の休憩でも水道使うときは儀式のように毎回行う必要があります。
すげーめんどう(;´Д`)

排水タンク有りの、道の駅/SA休憩シュミレーション

道の駅/SAに駐車 休憩 移動 排水可能な場所で排水

タンク設置回収がなくなり、一般家庭の様に即水道が使える。
すげー楽♪(*´▽`*)

この排水の儀式を考えずに、普通にシンクを使えるのはマジで最高!絶対つけたい!

キャントレ快適化のため排水タンクの設置を決意する

このグレータンク問題をネットで検索すると、既に諸先輩の方々が対策をしており、そのHPを参考にさせて頂きました。「感謝!」

《参考にさせて頂いた諸先輩のキャンピングカー排水タンク改造系HP》

キャンピングトレーラーの排水タンク | あっちこっちHobby

キャンピングトレーラー【 排水タンクをDIYで設置 】 – 親ばかパパの子育て日記

【キャンピングトレーラー】排水はどうなってるの?【DIY】

諸先輩のHPを拝見する限り、hobbyキャンピングトレーラーでも設置できそうです♪

ホームセンターで排水タンクに使える部材を調査!

ネットで予習した感じでは、私のトレーラーはスペアタイヤを積んでいる為床下のスペースに限りがあり大容量のグレータンクは搭載できなそうですので、塩ビ管1本の小型のタンクになるなぁ~と思いながら数件のホームセンターに部材の確認をしてきました。

塩ビ管といっても様々な種類がある

VP管
水圧に耐えられるよう肉厚に作られていて非常に重いです。
圧力が掛かる上水道埋設用・建築給水用に採用されています。
肉厚で重いので、キャンピングトレーラーには弱点になる。


VU管
VU管はVP管と比べ肉薄で軽量です。
主に無厚管路に使用する塩ビ管で、低層住宅の排水管として採用されています。
肉薄なので軽く水圧が掛からないタンクとして使うなら問題なし。


軽い方が圧倒的に有利ですので、VU管でグレータンクを作る事に決定。

管はVUと決まったので、残りは蓋や固定金具、蛇口などの付属品になります。

入口側の蓋は完全に固定するので、簡単なのですが、問題は排水バルブ側の蓋です。

清掃の事も考えると蓋は開閉できるようにしたいし、楽に排水したいので、排水蛇口にはワンタッチニップル付きの物にして、ホースを接続できるようにしたいなぁ。と、色々なアイデアが出てきちゃいました。

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キャンピングトレーラービルダーさんに、企画立案・部材説明

インターネット上の諸先輩のHPやホームセンターを何件も梯子してパーツの勉強を行い、ある程度形にしてから、キャンピングトレーラーの改造でお世話になっているビルダーさんに企画プレゼンを行いました。

人に物を使えようとしても、自分の考えているイメージは半分も伝わらないので、自分のイメージを可視化して、相手に提案する事は重要。

こうした、実際に無いもの(自分も相手も見た事が無い物)で、何点ものパーツを寄り合わせて作り上げる場合(作ってもらう場合)はゴールとなる完成イメージを可視化して提案した方が絶対有利。
「アレがこうで、ここがこうで、ここはこんな風でと」口で言われてもビルダーさんだって困りますよね(;^_^A

グレータンク設計図
グレータンクの部材をホームセンターで物色している画像
グレータンク設置場所の説明
ネット上の諸先輩のHP画像

冒頭にリンクを貼らせて頂きました諸先輩のHP画像を、ビルダーさんに取付例として提案させて頂きました。感謝!

改造のポイントや排水タンクの仕組みを解説

私の塩ビ管を使ったHobbyキャンピングトレーラーのグレータンクの改造のポイントを説明します。

排水許容量は1~3泊分持てば良い

キャンピングトレーラー日本1周旅中、ブラックタンク処理や清水の補給のために、数日事にRVパークやキャンプ場で排水処理をしますので、排水タンクは小型でも良いのです。

一応、満水オーバーフロー対策として、純正ポータブル式の空排水タンクをトランクに積んでいます。

ウォーターハンマー対策を取り入れる

ウォーターハンマーとは、タンク内の水流が急激に変化することで、発生する圧力の上昇と下降による内部からの衝撃現象で水撃現象とも呼ばれます。

キャンピングトレーラーは走行中、加速や減速を常に行いますので、塩ビ管の中の水は常に揺れ動いている状態なのです。

そこに急ブレーキを掛けると、大量の水がフロント側の蓋に当たり強い衝撃を生み出します。
逆に急発進すると、大量の水がリア側の蓋に当たり、これも強い衝撃を生み出します。

そうした走行中の衝撃力が徐々にタンク吊り下げ金具に伝わり、アンカー部分の破損、最悪はタンクの落下に繋がります。

排水タンクの位置

そこで、対策として私はグレータンクの向きはウォーターハンマー現象が起きにくいよう進行方向に縦に設置するのではなく、に設置しました。
この事により、加速減速時のウォーターハンマー現象は無くなります。

右左折やカーブで、タンク内の水は遠心力でどちらかに偏りますが、問題ありません。
そもそもトレーラーを牽引している状態で、峠を攻めるような運転をする事は無いので、旋回時の横方向へのウォーターハンマー現象は問題無いと考えています。

スマートな旅をしたい
排水用ホース

幾ら排水タンクを作ったとしても、いつかは満タンになり排水処理する事になります。

その際でも、スマートに排水処理したいので、家庭用ワンタッチニップル付きの蛇口を取りつけました。

この事により、排水処理をする時はワンタッチジョイントのついたホースをつなぐ事で、ダイレクトに汚水枡に排水できるようになります。

排水タンクを洗浄できるようにしたい
グレータンクの清掃の様子

塩ビ管で作るグレータンクなので管の両側に蓋があります。

その内1つは開閉できるようにして、いつでも洗浄できるようにしました。

これで、匂い防止もできますし、万一蛇口が詰まっても容易に掃除できます。

Hobby 495UL キャンピングトレーラー用排水タンク設計図

ビルダーさんと相談して最終的に完成したキャンピングトレーラーHobby 495UL の床下グレータンク設計図は以下の通りです。

完成したグレータンク図面

当初は径100mmのVU塩ビ管を想定していたのですが、径125mmの管でも装着可能と連絡が来たので、径125mmに変更して作製して頂きました。

その結果、容量が少し増して、約17Lの容量と性能アップしました。感謝!

まとめ:後付け排水タンクの使い心地は?快適なの?

今回の塩ビ管を利用した、キャンピングトレーラーの床下グレータンクのお陰で非常に旅が快適になりました。

冒頭でも説明した通り、お昼に道の駅やSAでちょっと休憩する際、何の準備もいらずにキッチンの水道を使えるのは超絶楽です。

今までは、「水道使う時はタンクを設置ぃぃぃ」「水を使う時はタンクぅぅ」「設置!設置!設置ぃぃぃ~!」と取りつかれたように車外に出て、床下にタンクを設置していたのですが、それが一切無いのです!

もう、この自由を知ったら元には戻れません!

ぜひ、後付けグレータンクを付けようかと悩んでいたら、絶対つけた方が良いですよ。
駐車場に停めてバケツやタンク置くなんて生活感アリアリな旅は考えられませんw

こんな感じで、キャンピングトレーラー日本一周夫婦旅の準備が着々と進んでおります(`・ω・´)ゞ

キャンピングトレーラービルダーさん紹介

今回の塩ビ管グレータンク設置工事は、キャンピングトレーラーの改造で毎度お世話になっているキャンピングトレーラーショップYASUDAさんに依頼しました。
https://kouta137270340110.wixsite.com/yasuda

毎回色々相談に乗ってくれて、今回も「径100mmを径125mmに出来るのでした方が良くね?」と依頼者の意図を組んでアドバイスしてくれました。感謝!!
キャントレオーナーの改造の意図を察して気の利いた改造をしてくれるので、大変助かっております(^-^)/

言われた事だけするのではなく、自ら更に良くなる事を提案してくれる、プロのビルダーさんです。

キャンピングカー・キャンピングトレーラー動画を公開中

※このブログはコメントOFFになっておりますので、YouTubeのコメント欄に「ブログから来たよ~」とコメント頂ければ幸いでございます。m(__)m

キャンピングカーやキャンピングトレーラーって必要な設備が整っていますが、こうして自分で快適化を進めると、もっともっと快適になって楽しいですね~♪

皆さんのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。

最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪

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