キャンピングトレーラー 北海道民が教える正しい雪下ろしの方法

キャンピングトレーラー雪下ろしアイキャッチ画像 ◆豆知識

皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指しているピヨです。

今日はキャンピングトレーラーの雪下ろしについてお話させてください。

キャンピングトレーラーの天井には、ソーラーパネル、マックスファン、換気扇、天窓、TVアンテナ、各配線など様々な設備が取り付けてあります。

降雪すると全て雪に覆い隠されるので、雪下ろしをする際は注意深く下ろさないと、こうした設備を破損してしまう可能性があるので注意が必要です。

壊したら修理費相当掛かりますよ!(;´Д`)

この記事では、キャンピングトレーラー正しい雪下ろしの仕方を紹介しています。
あなたの雪下ろしの方法のプラスαになれば幸いです。

では、行ってみよう~!(^▽^)!

雪下ろしは「こまめに行う」のが正解

雪の重さですが、雪質によって変わるので、正確に算出するのは難しいですが、下記の雪質と積雪量(10cm)における重さを参考にしてください

  • 新雪  :1立方メートルあたり約 5~15kg
  • 小締り雪:1立方メートルあたり約15~25kg
  • 締り雪 :1立方メートルあたり約25~50kg
  • 粗目雪 :1立方メートルあたり約30~50kg

私が住んでいる北海道は基本的に粉雪ですが、いつまでもサラサラの状態でいる訳もなく徐々に締った雪になり重さが増して行き重量が増えて行きます。

私のHobbyキャンピングトレーラーの天井面積は約13㎡ですので、20cmの新雪で130kg~390kgもの重量が掛かって来ることになります。

これが融け湿り雪になり、更に新雪が降り積もるを重ねると、徐々に重くなって350kg→400hg→450kg→500kgと増えて行きます。

車体のゆがみや雨漏りの原因に

この雪の重みがキャンピングトレーラーをゆっくり時間をかけゆがませるのです。

様々なパーツの集合体であるトレーラーをゆがみは弱い構造物から変形・破損させて行くので、長期的には雨漏りの原因や謎のギシギシ音が発生する事になります。

フラットスポットの恐怖

別のリスクとして長期間動かないタイヤは圧迫ダメージが蓄積され「フラットスポット」と言う形で現れます。

これは、長時間回転しないために、タイヤと地面の接地面のゴムがD型に硬化し癖がついてしまう現象で、乗り心地の悪化や変形が酷い場合は最悪バーストの危険性もあります。

このフラットスポットを回避するには、定期的にタイヤを半回転させるなど接地面をずらすが、トレーラー本体が軽いくして深くフラットスポットが癖つかないようにするしかありあません。

天窓が割れる

キャンピングトレーラーの天窓

更に、積雪1mにもなれば、雪の重みは相当な物になり天窓へのダメージも測りしれません。

皆さんご存じのように天板は単なるプラスチック製ですので、過度に負荷がかかれば容易に割れてしまいます。

一見軽そうに見える雪ですが、相当重いので気をつけましょう。

以上の理由からキャンピングトレーラーの雪下ろしは定期的に下ろす事が重要なのです。

キャンピングトレーラーの正しい雪下ろし方法

定期的に雪下ろしが必要なのはわかったので、早速雪下ろししてこよう!と思っても、まだこの先も読んでください。

安易に雪下ろしをすると大怪我するので。まずは落着いて読み進めてください。(;^_^A

危険なので天井(ルーフ)に上らない

ルーフは非常に滑りやすい素材で出来ていますし、雪や氷で更に滑りやすくなっておりますので、安易に上ると滑り落ちて骨折など怪我をする恐れがありますし、滑って転倒した際、転倒先が天窓で割ってしまう事もあります。

雪に覆われて設備の位置認識が困難

キャンピングトレーラーの天井に設置してある設備

天井に上って除雪をしようとした矢先に天窓・ソーラーパネルを踏んで踏み抜いたり、ソーターパネルのセルを割る可能性があり危険。

画像のようにわからないのですよ(;^_^A

登っても除雪作業し難い

直立した状態で足元の雪をスコップで除雪なんて滑ってできません。
完全に設備を壊しますし、転落して骨折する未来しか見えないです(苦笑)

天井に上がる事はリスクでしかないので絶対に止めましょう。

適した除雪用具を使う

スノーブラシ

カー用品で販売している車用のT型のスノーブラシが一番最適です。

先端にブラシとスクレーパーが付いていて、押したり引いたりして雪下ろしするのですが、これが一番です。

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適さない除雪道具 4選

雪下ろしに適さないスコップ達

どれもキャンピングトレーラーの天井に設置している設備へのダメージ与えすぎるスコップなので超危険です。

特に金属製や金属プレートが付いている物は絶対に使わないでください。

スノープッシャー(黄色のT型)だったら50cm以上の積雪で上層部だけを除去するのでしたら使えますが、私はミスが怖いので絶対使わないです。

脚立を利用し横から雪下ろしが正解

雪下ろしには脚立を使う

天井に上らないで除雪しないならどうするの?と思いますが、脚立を利用して横から行き落としを行います。

T型のスノーブラシをつかい手前側にかき出すように少しずつ雪を落として行きましょう。

注意点は、雪の上層部から浅く広くゆっくりと下ろして行きます。

この浅く広くは天井の設備達の位置を発見し把握するために行いますので、積雪が少なく雪面が凸凹して設備の配置が認識できるなら、普通に雪下ろししても大丈夫。

マックスファン・天窓のプラ素材は叩かない

マックスファン

天井の設備にプラスチック素材が多く使われておりますが、氷点下の気温で芯までキンキンに冷えているので、ちょっとの衝撃で「バリッン!」と割れてしまいますので、T型スノーブラシのスクレーパー側で叩くような事のないように注意しましょう。

あくまで、ブラシ側で優しく除雪してください。

氷は剥がさない

雪下ろしも後半になるとだいぶ雪が落ちて来て設備が見えてくるようになります。

そうなると、先に降った雪が融けて再度凍った氷が設備に纏わりついている場合があります。
この氷ですが、春までこのままにして置く事をおすすめします。

その理由は、氷が設備のプラスチックの隙間へ複雑に入り込んで凍っているので、無理に剥がそうとすると、隙間に入り込んだ氷が、強度の低いプラスチックを巻き込んで剥がれ破損しますので注意してください。

ここだけの話。雪下ろしは適当で良い

ここだけの話ですが、実は雪下ろしは、適当位が丁度良いのです。

あまりも神経質になって「頻繁に来れない(できない)ので、細部まで綺麗に落として置こう!」と思わず、ざっくり柔らかい雪の部分だけ落とすだけで十分です。

几帳面に除雪すると設備を破損する可能性がありますので、タイヤのフラットスポット防止と雪の重さからくるトレーラーのゆがみ防止を一番に考えましょう。

まとめ:正しく安全に雪落としをする

キャンピングトレーラー雪下ろしですが、

こまめに定期的に行い、天井には絶対登らないで、スコップは使わずT型スノーブラシでゆっくり優しく雪落としを行う。
その際氷は剥がさない柔らかい雪だけを落とすレベルの適当な雪下ろしで良い。

これで完璧です! 
くれぐれも怪我や破損しないように、冬を乗り越えましょう!!(^-^)! 

キャンピングカー・キャンピングトレーラー動画を公開中

※このブログはコメントOFFになっておりますので、YouTubeのコメント欄に「ブログから来たよ~」とコメント頂ければ幸いでございます。m(__)m

キャンピングカーやキャンピングトレーラーって必要な設備が整っていますが、こうして自分で快適化を進めると、もっともっと快適になって楽しいですね~♪

皆さんのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。

最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪

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