なぜ日本一周旅の足として牽引式のキャンピングトレーラーを選んだのか? 8つの理由

何故キャントレで日本一周夫婦旅?

皆さんこんにちは、夫婦日本1周旅を目指しているピヨです。
今回は、何故日本一周旅の足として動き難そうなキャンピングトレーラーを選んだのかを紹介させて頂きます。

多くの方は、

「夫婦二人で日本一周旅なら、国産キャブコンの方が良いのではないか。」
「何もわざわざ牽引免許を取得するのは面倒じゃない?」
「輸入車で長期旅って、、、道中で故障したらどうするの?」
「そもそもスーパーやコンビニの駐車場にも入り難いし大変!」

と、思われると思います。

私も購入前はそう思っていました。
 ですが意外とそうした事は杞憂で、それ以上のメリットを感じておりますし、購入して良かったと感じております。

そんな旅の相棒であるキャンピングトレーラーを選んだのは以下の理由でして、これを読んで頂ければ、これから夫婦でキャンピングカー旅に出ようかと思っている方、キャントレ購入を検討している方の、不安払拭に役立つと思います。


大きく鈍重のキャンピングトレーラーで本当に良いの?

1:絶対に譲れない設備で車両を選ぶ

日本一周旅の足となるキャンピングカーですが、キャンプコン、バンコン、フルコン、トレーラーと沢山の種類があり、何にしようか散々悩みましたが、快適な旅ができるよう必要な設備に優先順位をつけてキャンピングカーを探しました。

そのリストはこちらです。

・脚が伸ばせる常設ベット
・常設トイレ
・色気のある内装

この3つです。

キャンピングカーに詳しい方なら、この3候補をみた瞬間に、国産キャブコンではなく、海外しかもアメリカンではなくヨーロピアン系ではないかと、ピンと来ることでしょう。

やはり長期間楽しく過ごすためには、常設ベットやトイレがあり、ある程度のパーソナルスペースが確保できる車格は必要。

当初はフィアットデュカトベースのキャンピンクカーで探していたのですが、価格がねぇ~(;^_^A 「1000万円以上なんて買えないよぉ」

その中でも、圧倒的な広さや設備を確保しつつ、エンジンなど駆動機関が無いので価格も低く、上記の3つの希望をクリアするのはキャンピングトレーラーと言う事を知り白羽の矢が立ったのでした。

2:牽引免許不要トレーラーか要免許トレーラーか?

キャンピングトレーラーの総重量が750kg以下ですと、牽引免許不要で走れるのですが、1泊2日の小旅行ではなく、長期のトレーラー生活を想定していますので、快適性を追求するのである程度の居住スペースが必要です。

ですので、初めから大きなトレーラーを引く事にしていましたので、牽引免許取得は当たり前と認識していました。

牽引免許取得には、実技教習を受け実技テストを受ける訳ですが、普通に教習所に通って試験も1発合格と、意外と簡単でしたね。

牽引免許取得自体は全く難しい事は一切無く、一番難しいのはバックです。(爆) 

750kg以下でも以上でも、牽引バックは同じように難しいのであれば、広く快適性がある大きなトレーラーしか考えられません。

3:室内のサイズや間取りが最高

私のトレーラーは Hobby 495UL Excellent Edition 2024 と言う物で、室内の間取りが、夫婦二人旅に最適化されているのが、選んだ決め手です。

Hobby 495UL の間取り

間取り画像を見て頂ければわかる通り、リビングとキッチンが玄関直ぐにあり、一番奥まった部分がベッドルームの間取り、トイレの位置も良く、まるでワンルームマンションのようですね。

それとキッチンシンクとソファーのと間に玄関があるのがとても良く、洗い物するとどうしても飛沫が飛びますが、玄関が間にあるので、ソファーのファブリックが汚れないと言う間取りが凄く良いのです。

ベッドルームとリビングの間にアコーディオンカーテンがあって仕切る事も出来ちゃいますので、夫婦喧嘩した時に有効活用できそう!(何故か喧嘩する事が前提になっている(爆))

それに、このトレーラーは天井高が195cmと高いのです。

天井が低いと日々前かがみの猫背状態で生活を強いられる事になりますので、私の持病である腰痛が再発するリスクもありますが、この車両なら普通に直立歩行できます。

毎日ここで過ごすので、余裕のある天井高が確保されているのは非常に重要。

ダイネットソファーも2人で過ごすには、十分な広さで不便はありません。

最後尾に設置されている巨大ウインドウのお陰で滞在中はソファーに座りながら車窓の風景が楽しめます。

歴史あるトラベルトレーラーメーカー製なので収納関係も計算尽くされており、夫婦2人分の荷物を収めても、十分な余裕があります。

この、「余裕」を感じられる車格と造りが最高に贅沢で良いです。

4:常設ベッド

選んだ要因として、結構大きいファクターを占めているのはベッドです。

私の身長は182cm 体重85kgと大柄です(爆)そして、恥ずかしいのですが、閉所恐怖症でもあります。

そのため、国産キャブコンに良くある運転席上部に梯子で登って寝るバンクベットですと、低い天井高からくる圧迫感で恐らく寝れないでしょう。

それに車両横幅側に作られた2段ベッド(車軸に対して平行ね)だと車幅200cm程度の車両の場合、車体の断熱材や壁材の関係から、185cm程度の長さのベッドになりますし、カプセルホテルのような閉鎖感を感じるベッドでは、閉所恐怖症と足を延ばして寝れないのは辛いと、言う事も大きな阻害要因でした。

それに比べ私のトレーラーは、梯子の昇り降りが必要ないツインの常設ベッド方式なので、寝たくなったら、いつでもゴロンと横になる事が可能ですし、高い天井で圧迫感も皆無。
妻とのベッドが完全に独立しているのも良いです。(決して不仲じゃないですよ(爆))

キャンピングトレーラーのベッドルームの様子

私は長期間の旅では睡眠が一番重要だと考えていて、Wベッドで2人一緒に並んで寝るのも良いですが、車中泊と言うプチ過酷な状況で、お互いの寝返りで目が覚めるのも嫌ですし、Wベット仕様の場合は、夜中トイレに起きた際に、ベッドから降りようと通路に出る為にはパートナーを乗り越えないと行けない事になり、どうしても起こしてしまう(起こされてしまう)状況になり熟睡できません。

2泊3日程度の旅なら良いですが、数か月~1年以上も掛かる日本一周旅で、毎晩起こし起こされるような睡眠は、精神衛生上良くないです。

長期旅で毎日熟睡できるという事は、ストレス無く旅を続けるためにも非常に重要なのです。

5:常設トイレ

日本一周旅キャンピングトレーラー旅に出る上で、外せなかったのは常設トイレがある事。

キャンピングカーオーナーさんの中には、トイレを使わないと言う方もいるようですが、私達は大も小も積極的に使っていて、車内に水洗トイレがありそれを活用すると言うのは本当に贅沢な事だと考えています。

キャンピングトレーラーのトイレの様子

「え~でも汚物の処理って大変じゃない?」と思いますよね(;^_^A

慣れれば全く楽ですよ。専用薬剤の効果でいわゆる排便臭はしませんし、色も緑色に近いブルーな水が出て来るだけです。

廃棄時のおつり(汚水が飛び散る事)もなく、購入以前にイメージしていたネガティブな予想に反し、とてもスマートに処分できます。

このカセットトイレの仕組みを作った海外の方は、本当に天才だと思います!!

自前のトイレを持って旅する事で、公衆トイレを追い求める呪縛から解き放たれ旅の快適度や自由度が上がります。

6:まるでホテルのような色気のある内装

室内の内装を気に入ったのも、トレーラーを選んだ要因。
高級ホテルを思わせるような洗練された内装で、グレーアッシュの薄い色合いの木目がとても気に入っています。

キャンピングトレーラーのリビングの様子

ソファーのファブリックも変な花柄(爆)ではなくシックな色合いで、室内のホワイト系の家具と合わせてあります。

LED間接照明の光色も電球色を使い落着いた雰囲気を出し見事に非日常空間を演出していて好みです。
照明の点灯スイッチも小分けされており、場所毎にON/OFFできるのも良い点ですね。

こうしたヨーロッパ系のトレーラーの内装はスタイリッシュで私の嗜好に非常にあっていました。
エロい内装というか、色気のある内装って重要ですよね。

7:メンテナンスが簡単

日本一周夫婦旅をするのに、国産キャンピングカーでなく、海外製キャンピングトレーラーで大丈夫なの?壊れない?と心配される事が良くありますが、全然大丈夫。

●トレーラーの仕組みは単純
ヨーロピアントレーラーを選んだ理由の一つに、メンテナスが簡単と言う点もあります。
輸入車なのにそんな事無いだろ!とお思いでしょうが、台車であるトレーラーの仕組みは非常に単純なのです。

簡単に想像できるイメージでいうと、大きいリアカーの上に住居となるボックスを乗せただけで、走行関係など重要なメカはコンピューター制御されている訳でもなく、単純な機械式な仕組みで構成されているのでメンテナスは容易。
車輪はただ単に転がっているだけで、間性ブレーキが利くか位もちろんABSなんてハイテクはありません。

ウインカーやブレーキランプの灯火関係は+と-の配線で点灯するか消灯するかレベルの単純構造でので、ある日突然原因不明の致命的な故障で走行不能になる事は考え難くいです。

●住居設備の故障は代替え品で対応可能
リアカーの上に置いた住居となるボックスは様々な設備が設置されていますので、故障する確率はありますが、旅を中断しなければならないような致命的な故障は少ないでしょう。

例えばガスコンロなどが故障したら、LPガスの元栓を止め、別に用意したカセットガスを使う事で旅を続ける事ができますし、水道ポンプが壊れたら、ポリタンクに水を入れて個別に使う事で回避できますし、室内の何処かの照明が切れてしまっても、多少暗くなりますが、他の回路の照明を点灯させれば良いですし、LEDランタン等を購入し補えば旅を続ける事ができます。

要は、住居部分の故障は、代わりになるアイテムがホームセンターなどで簡単に入手可能なので旅を中断するまでもありません。「どうせパーツを発注しても数か月掛かるのですが、旅行中にパーツ届くだろう。」位の緩い感じで大丈夫♪

ヘッド車は、天下のトヨタ製ハイラックスですので、日本全国にメンテナス網が発達しており故障やメンテナンスへの不安は一切ありません。

8:機動力は低いけど高い

キャンピングトレーラーなんて、全長があり鈍重、コンビニの駐車場に入れなかったり、何よりバックが大変そうで、運転に自信ないから大変だよ。と多くの方が思う事でしょう。

もちろんその通りで、以前は私もそう思っていました。
しかし、一度トレーラーを引いてしまえば何とかなってしまいます。

トレーラーの幅とオーバーハングだけを気にして運転すれば、前進は本当に楽で、トレーラーを引いて走行しているのを忘れちゃうほどですが、バックだけはまだ苦手です(爆)

●旅の機動力が落ちる?
これですが、私が考えるにあたり、正しくもあり不正解です。

逆に機動力が上がり超快適になるのですよ♪

そんな訳ないだろ!とお思いでしょうが、確実に機動力が爆上がりする事があるのです。
その答えは、、、、、

トレーラーを切り離したら自由です!

そうです。トレーラーを引っ張るヘッド車は、普通の車ですので問題無くどこにでも行ける訳です。

私のヘッド車はトヨタのハイラックスですが、RVパークやキャンプ場でトレーラーと切り離してしまえば身軽になり、どこにでも行けちゃいます。

●私のキャントレ旅の移動スタイル
どのような移動を行うのかと言うとこんなイメージです。
旅の目的地までは、寄り道しないで牽引移動に徹し、目的地に着いたら車両を切り離し観光や買出しなどを行うのです。
この移動スタイルのデメリットは、立ち寄り観光しながら少しずつ目的地に近づくような旅ができない点になります。

キャンピングトレーラーにサイドオーニングを出してキャンプしている様子

ですので、私は、観光したい場所を決めたら、その観光地近くにトレーラーを駐車できるRVパークやキャンプ場を探し、そこにまず移動します。

到着したら「ここをベースキャンプ地とするっ!」と、さっさとトレーラーを切り離し、身軽になったヘッド車で観光や買出しを行うのです。

まさに移動する家ですね。
この方法は移動時観光地に入れるか?入れないか?、スムーズに道は通れるのか?等々、移動時のストレスを極限まで排除できます。
成れるまでは、本来直ぐに立ち寄れる観光地なのに、一旦無視して後で戻る。と言う無駄な移動にイラつきますが、まず帰る家を置いて来る。この方法が一番安全運転に繋がり自由度が高いと感じています。

まとめ 私の旅のスタイルは、牽引式のキャントレ向きだった

結局の所、旅のスタイルは千差万別で、無理せず楽しむのが正解だと思っています。

私のキャンピングトレーラー旅のスタイルが合う人もいるでしょうが、合わない人もいるでしょう。

キャンピングトレーラーは機動力が落ちるが、ベースキャンプとして拠点を築いてしまえば、一転して身軽になってしまうし、充実の室内設備で自宅にいるように滞在できますので、鈍重でも高機動化可能、贅沢な空間で滞在する。

まったく急ぐ旅ではないので、亀のように焦らずゆっくりゆっくりと歩を進める。

日本1周夫婦旅、しかも期限を設けていないエンドレスの旅を1日でも長く快適続ける事が、私のミッションであり旅のスタイルでもあります。

なので、日本1周の放浪旅をするには、キャンピングトレーラーが最適と考えて購入した訳です。

長くなりましたが、この記事を読んで頂き、少しでも夫婦でキャンピングカー旅に出ようかと思っている方、キャントレ購入を検討している方の参考になれば幸いです。

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