皆さんこんにちは!
キャンピングトレーラーで日本一周夫婦旅を目指し、予行練習を重ねているピヨです。
皆さんは移動するとき、キャンピングトレーラーの清水タンクに水を入れたまま走っていますか?
実は私も購入当初は、
「現地に着いたらすぐ水が使えた方が便利!」
と思い、毎回タンクを満水にして出発していました。
ところが後になって、購入した販売店や、いつもお世話になっているビルダーさんから、
「ヨーロピアントレーラーは清水タンクを空にして走るのが基本ですよ。」
「絶対「空」で走らないとダメ!」
と教えていただきました。
「えっ!?俺今までずっと満水で走ってたよ…。」(;´∀`)
今回は、なぜ清水タンクは空で走行した方が良いのか、その理由を分かりやすくご紹介します。
それでは行ってみましょう!(^▽^)/
ヨーロピアンキャンピングトレーラーは「軽さ」が重要
私のHobby495ULの清水タンク容量は約50L。
つまり満水にすると約50kgもの重量になります。
「たった50kgくらいなら大丈夫では?」
そう思っていました。
しかし、ヨーロピアンキャンピングトレーラーはアメリカントレーラーとは設計思想が大きく異なります。
できる限り軽量に作ることを前提に設計されているため、家具や床、各種パーツも軽量化されています。
オーナーの皆さんなら、「軽いけど少し華奢に感じる」と思ったことが一度はあるのではないでしょうか。
そんな軽量設計の車体に、走行中ずっと揺れ続ける50kgもの水を積んで走ると、車体には想像以上の負担が掛かってしまいます。
最悪なのは、ヨーロピアントレーラーの宿命である「壁落ち」の原因となるようです。(壁落ち現象は別記事でしょうかい予定)


壁落ち現象ってタイヤハウスが沈んでくるアレです(T_T)
水は走行中に激しく動く
問題なのは、水は荷物と違って固定できないことです。
加速・減速・カーブではタンク内の水が大きく動き、車体へ繰り返し衝撃を与えます。
この現象は一般的にウォーターハンマー現象とも呼ばれ、タンクの固定部分や床、車体へ少しずつ負担を蓄積させます。
しかも、この衝撃は走行中ずっと続きます。
清水タンクを空で走るメリット
① 走行安定性が向上する
水は1Lで約1kg。
50Lなら約50kgです。
仮に左右どちらかに50kgもの重量物がある状態では重心バランスが崩れ、ブレーキング性能低下、タイヤの片減りやスネーキング(蛇行現象)の発生の原因にもつながります。
満水は無駄な重さになるので、「空移動」は安全面でもメリットがあります。
② 燃費が向上する
牽引する重量が軽くなるため、その分だけ燃費も改善します。
劇的ではありませんが、長距離を走るほど効果を感じられるでしょう。
③ 車体へのダメージを減らせる
水が揺れ動くことによる衝撃が無くなるため、
- 床
- タンク固定部
- フレーム
- サスペンション
などへの負担を軽減できます。
長く乗り続けるためにも、できるだけ車体へ負荷を掛けないことは大切です。
④ タイヤへの負担を軽減できる
50kg軽くなるだけでもタイヤへの荷重は確実に減ります。
荷重が少ないほどタイヤへの負担も減り、バーストなどのリスク軽減にもつながります。
清水タンクを空で走るデメリット
もちろんデメリットもあります。
- 到着してすぐに水が使えない
- 給水する手間が掛かる
- 水道設備が無い場所では給水できない
つまり、
「いつでも水が使える便利さ」と引き換えに、車体へ負担を掛けてしまう
ということになります。
便利ではありますが、ヨーロピアントレーラーにはおすすめできない使い方と言えるでしょう。
清水タンクを満水で走らない方が良い理由
改めて整理すると、理由は次の4+1つです。
① ウォーターハンマー現象
加速・減速・旋回時に水が大きく移動し、タンク固定部や床へ衝撃を与え続けます。
② 左右重量バランスが崩れる
数十kgもの重量差は走行安定性やブレーキング能力を低下させ、スネーキングの原因になる可能性があります。
③ 床やフレームへの負担
長期間繰り返される振動や衝撃によって、床の歪みやフレームへのダメージにつながる恐れがあります。
④ タイヤへの負荷が増える
車重が増えることでタイヤへの負担も増加し、タイヤ寿命やバーストリスクにも影響します。
⑤壁落ち現象防止
ヨーロピアントレーラーの宿命である壁落ち現象防止にも効果があります。
※壁落ち現象は今後別記事で取り上げます。
おすすめの運用方法
私がおすすめするのは、
移動中は清水タンクを空にする。
そして、
目的地へ到着してから給水する。
という方法です。
ただ、キャンプ場やRVパークなら問題ありませんが、水道設備がない場所へ行く場合は、あらかじめヘッド車に水道水を入れたポリタンクを積んでおき、到着後に給水する方法がおすすめです。
私は以前ご紹介した「電動灯油ポンプ」を使っているので、重たいポリタンクを持ち上げる必要もなく、とても楽に給水しています。
オートキャンプ場などの場合、個別水道があるサイトの場合は、このアイテムがあるとめちゃ便利!
まとめ
「キャンピングトレーラーなのに水を積んで走れないなんて少し寂しい…。」
正直、私も最初はそう思いました。
しかし、販売店やビルダーさんも口を揃えて、
「ヨーロピアントレーラーは軽い状態で走るのが基本です。」
「軽く!軽く!とにかく軽く!無駄な荷物は積まない!」
「本場欧州では水は現地給水が基本」
とおっしゃいます。
実際に、過積載や重量バランスが原因となるスネーキング事故やタイヤトラブルの話も耳にします。
今回の記事で一番お伝えしたいことは、
「キャンピングトレーラーは軽量化するほど、安全性と車体へのダメージが低減できる」ということです。
その中でも、一番簡単にできる軽量化が、
**「清水タンクを空にして移動すること」**です。
私のトレーラーの場合・・・・
・ソーラーパネル 780w
・リチウム 800Ah
・スペアタイヤユニット
・インバーター 充電器 極太配線ケーブル など電気関係
・家庭用エアコン
・床にジョイントマット
等々、オプション品の重量を入れると相当な重量増です。
積載アイテムだって、1つ1つは軽いかもしれませんが、数が集まれば結構な重さになるでしょう。
ですので、定期的に収納物の断捨離を行い、使わないキャンプ用品を降ろすよう心がけています。
ぜひ一度、ご自身のキャンピングトレーラーの積載を見直してみてください。
皆さんのキャンピングトレーラーライフが、安全で快適なものになりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(^▽^)/


