皆さんこんにちは。
北海道・札幌在住、キャンピングトレーラー「Hobby495UL」で夫婦旅を楽しんでいるPIYOです。
夜のキャンプで、正体の分からない音(声)や光に気付いたことはありませんか?
私はテント泊からキャンピングトレーラーでの旅まで、30年以上キャンプを楽しんできました。その中で、今でも「あれは何だったのだろう?」と思う出来事が2つあります。
1つは、北海道の森で聞いた声のような音と、木々の間を動く淡い光。
もう1つは、キャンピングトレーラーで就寝中、玄関ドアをノックするように聞こえた音です。
どちらも幽霊を見たわけではなく、原因も確認できていません。この記事では、当時の記憶をもとに、私が見聞きしたことと、そのとき感じたことを分けてお伝えします。
不思議な体験談に加え、夜間の異音に気付いたときの備えや、北海道でキャンプを楽しむ際に気を付けたいヒグマ対策についてもまとめました。
それでは、私が体験した不思議な夜の話にお付き合いください。(^^)/
北海道の森で体験した、声のような音と淡い光
所有者の許可を得て、友人と森の中でキャンプ
最初の出来事は、旭川周辺の森で友人とキャンプをしたときのことです。
一般のキャンプ場ではなく、友人の仕事関係の方が所有する森でした。所有者の許可を得て、友人とそれぞれのテントを張りました。
水道やトイレなどの設備はありません。水を持参し、倒木などを利用してキャンプ道具を工夫する、当時楽しんでいたブッシュクラフトのスタイルです。
木々に囲まれて日差しが届きにくく、昼間でも少し薄暗い場所でした。それもまた雰囲気がよく、友人と「こういう森のキャンプもいいね」と話していたのを覚えています。
ただ、当時は「ヒグマは出ないらしい」と聞いていたものの、それは安全を保証する情報ではありません。
一応この森は熊の生息域とキャンプ地の間に高速道路が走っているので熊が横断して来る事は無いと言う事でした。
北海道で野外活動をする際は、所有者の許可とは別に、現地の出没情報を確認する必要があります。
森の奥から聞こえた、ささやくような声
焚き火料理とお酒を楽しみ、そろそろ寝ようと準備をしていたときです。
どこからか、人が話しているような音が聞こえてきました。
男性なのか女性なのかは分かりません。言葉の内容も聞き取れず、誰かがささやくように、独り言を話しているように感じました。
最初は、友人がラジオを聞いているのだろうと思っていました。
ところが、音が聞こえてくるのは友人のテントとは反対側。森の奥のように感じたのです。
「これが、よく言う森のささやきなのかな?」と思っていました。
森のささやきとは
暗い森の中では、風や木の葉が擦れ合う音や、川のせせらぎ音が、人のささやき声や足音に聞こえることがある事から「森のささやき」と言われています。
そのときは妙に納得してしまい、深く確かめることもなく寝袋に入りスマートフォンを見ているうちに、そのまま眠ってしまいました。
夜中、木々の間をゆっくり動く光に気付く
数時間後、尿意を感じ目を覚ましました。
テントの外に出て、用を済ませて戻ろうとしたとき、森の中に淡い光が見えたのです。
初めはホタルかと思いましたが、私にはそれよりも大きな光に見えました。
森の奥から斜面を下るように、ゆっくり上下しながら動いていました。
その動きは、私が普段見慣れている懐中電灯の光とは違うように感じました。
動物の目なら2つですし、目が反射しようにも反射させるような光源がありません。
暗闇に1つ淡い光が上下しているのです。
とはいえ、暗い森の中です。距離や大きさを正確に判断できたわけではありません。
少し気味が悪くなり、私はテントへ戻りました。光が見えた場所までは、およそ50mほどだったと記憶しています。
ライトを向けると、霧のようなものが一瞬見えた
テントに戻り、サーチライト機能のあるLEDライトで、光が見えた辺りを照らしてみました。
すると、淡い光は見えなくなり、その周辺に白い霧のようなものが一瞬浮かびました。
「あっ、霧だったのか」
そう思った直後、その白いものもすっと見えなくなり、奥の木の幹がはっきり見えました。
その後、同じ光を見ることはありませんでした。
あれが、いわゆる人魂のようなものだったのか。それとも、霧や別の光が重なって、そう見えただけなのか。
今も正体は分かりません。
夜間の見え方や当時の状態も含め、自然現象や見間違いの可能性を否定できません。
ただ、私にとっては、長いキャンプ経験の中でも忘れられない出来事の一つです。
深夜、キャンピングトレーラーの玄関から聞こえた謎のノック
ダム湖の駐車場で、最後に残ったのは私たちだけ
もう1つは、妻とキャンピングトレーラーで旅をしていたときの出来事です。
ダム湖の駐車場で車中泊をした夜、玄関ドアから不思議な音が聞こえてきました。
到着したときには、我々と同じように車中泊をするように見える車が数台ありました。
ところが、就寝前に確認すると、ほかの車はすべていなくなっていました。
広い駐車場に残ったのは、私たち夫婦のトレーラーだけです。
※ダム湖周辺の駐車場が、どこでも車中泊できるという意味ではありません。
利用する際は、現地の掲示や管理者の案内を確認してください。
午前3時ごろ、「コンコン」「ズリズリ」という音
深夜3時ごろ、玄関ドアを「コンコン」とノックするような音で目が覚めました。
しばらくすると、今度は「ズリズリ」と何かを擦るような音も聞こえてきました。
私が特に気になったのは、どちらも玄関ドア付近から聞こえたことです。
壁や屋根なら、風や小動物の音だろうと考えたかもしれません。ところが、繰り返し玄関から聞こえるので、誰かがそこにいるように感じてしまいました。
ドアノブを動かしたり、ドアを開けようとしたりする気配はありませんでした。
それでも、静かな深夜に聞くには十分に不気味な音で、気配も人間のような感じではないのです。
少なくとも私には、深夜我々が就寝した後に駐車場へ新たな車が入ってきた気配は一切ありませんでした。
しばらく警戒していると、また謎の音が聞こえます。「何かいるのです!」
外灯をつけて確認しても、姿は見えない
しばらく車内で様子を見ていたのですが、今度は音が鳴りません。
勇気を出して玄関ドアの上にある外灯を点灯しました。
ドアは開けず、シェードを少しずらして外をのぞきましたが、見える範囲には誰もいません。
反対側の窓からも外の様子を確認しましたが、誰もいません。もちろん駐車車両は1台もありません。
一瞬、別の場所へ移動しようかとも考えましたが!
キャンピングトレーラーを移動するには、一度外へ出て、牽引車に乗り込む必要があります。
「移動したいけれど、外へ出るのも怖い」
トレーラーならではの事情を、このときは強く感じました。
こういう時は不便ですね(T_T)
そんな、額に脂汗をかきドキドキしている、私の隣で妻は熟睡していました。
音を気にしていたのは私だけだったようです。(苦笑)
外灯をつけた後音はしなくなり、私もいつの間にか眠り朝を迎えました。
玄関の音だったことと、誰かが「いた!」ことは別
あの夜の音が何だったのか、今も分かりません。
風で何かが動いたのか、ドア付近の部品が鳴ったのか。
そうした可能性も考えられますが、私のトレーラーは風で動いて音を出す物は無いし、施錠されたドアの部品が音を出す事は、今まで一切ありません。
当時は「何か意思を持ったものが玄関にいる」と感じました。
それは、音の発生元が玄関付近だったからと、音の大きさが意思を持って鳴らしていると感じたからです。
玄関付近から音が聞こえたので、誰かが意図的に叩いていたと思うのですよ。
動物だったとしたら、何故玄関付近だけでなく、別の場所からも音が聞こえるはずです。
なぜ玄関に執着していたのか理由は不明です。
心霊現象だったのかと聞かれれば、「分からない」と答えるしかありません。
それでも、キャンピングトレーラーで過ごした夜の中で、印象に残る体験です。
北海道のキャンプで、私が一番警戒するのはヒグマ
ここまで不思議な体験を2つ紹介しましたが、北海道でキャンプをする私が特に警戒しているのは、ヒグマです。
正直、幽霊と接近遭遇なんて大したことはありません。
それよりヒグマと接近遭遇のほうが遥かに危険。最悪命を落とす事でしょう。
私は狩猟で北海道の山に入り、エゾシカを追うこともあります。
強力な散弾銃で武装し山に入っていてもヒグマには遭遇したくありませんし、ヒグマの痕跡が確認できた時点で下山します。
ヒグマが一度人間に攻撃しようと考えたら、容赦ない攻撃を仕掛けて来ますので、ヒグマとの遭遇は重大な事故につながる可能性があります。
一方謎の光や音では、私に被害は全くありませんでした。
不思議な出来事に気を取られて、現実の危険への備えが薄くなることは避けたいですので、これ以降は北海道で車中泊をする際の熊からのリスク回避について説明します。



夜間に正体の分からない音がしたら、安全を優先する
今回の体験を振り返ると、音の正体を確かめたい気持ちより、自分たちの安全を優先することが大切。
特に、トレーラーは牽引車へ移るために外へ出る必要があります。
夜中に慌てて外に出た先にヒグマが居る可能性もゼロではありません。
■北海道の僻地で車中泊する際の注意点
- 就寝前にドアや窓の施錠を確認する。
- 携帯電話、牽引車の鍵、ライトを手の届く場所に置く。
- 異音がしても、いきなりドアを開けず、車内から確認できる範囲で様子を見る。
- 同行者がいる場合は、起こして状況を共有する。
- 管理者の連絡先や携帯電話の電波状況を、到着時に確認しておく。
■ヒグマの気配を感じた場合の行動指針
- 絶対外に出ない
- 車内照明を全て点灯させ窓越しに全周確認 懐中電灯があれば尚良し
- 天窓を開け外気の臭い(獣臭)をチェック
- ヘッド車のロックをリモコンでON/OFF操作し熊を驚かし移動させる
- ヒグマの気配(獣臭・体当たり・爪のひっかき音・鳴き声)を感じた場合は迷わず110番
車内照明は周囲を確認する助けになりますが、点灯しただけで安全が確保されるわけではありません。
懐中電灯はサーチライト機能のある強力タイプであれば、夜間獣の目を反射させ存在を確認しやすくなるので車載する事をおすすめします。

私はトレーラーとヘッド車に車載しているのは、この懐中電灯です。
JANコード:4971275816602
ダイソーの安物ですが、国内メーカーのオーム電機が製作しているLEDでタイプC充電タイプの強力サーチライト。
強力な光が一直線で遠くまで届くので、車内から車外の様子を偵察するのに非常に便利です。
レンズ部分を操作すると広角モードにもなるので、広範囲を明るく照らす事も可能です。
電池式でなく充電式なのも使い勝手が良いですね。
バッテリー残量はデジタル表示してくれるので充電のタイミングも図れ、550円でこの性能は凄いかと思います。
ヒグマがいる(侵入を試みる人物がいる)など、身の危険を感じる状況では、無理に外へ出ず、110番などで助けを求める判断が必要です。
相手が人間であれば、通報している様子を見て逃走するでしょうが、ヒグマは関係ありません。
あなたを獲物と認識しているので攻撃の手を休める事はなく、あなたは助けが来るまでひたすら耐えるしかありません。
緊急避難をするのは周辺状況を確認してから
また、緊急避難を行う際も、周囲の安全と運転できる状態であることが前提です。
いち早くこの場所から移動しようとするにも、一度外に出てトレーラーの4隅のアウトリガーを格納する・ヒッチ接続をする等の作業が必要。
それは、ヒグマ(侵入を試みる人物)に対して背中を見せる事になり大変危険な行為になり安易な緊急避難はおすすめできません。
あなたがアウトリガーを格納しようとしゃがんで背中を見せた瞬間、藪の中から熊は時速50~60kmで突っ込んできますので避けようがありません。
ヒグマにひっかかれたと言っても、猫にひっかかれた程度ではすむわけもなく、人間は致命的な大けがを負うでしょう。
その後も後遺症に苦しむ重症化になる可能性が非常に高いのです。
ですので、どんなに怖い思いをしてもキャンピングトレーラーの場合は、確実に周辺の安全が確認できるまでは、安易に車外に出るのは得策ではない事を肝に銘じてください。
出没情報と現地の痕跡を確認する
北海道の公式案内では、野山であればどこでもヒグマに出会う可能性があるとして、事前の出没情報の確認や、出没地域への立ち入りを避けるよう呼びかけています。
「前に来たときは大丈夫だった」「周辺に道路があるから安心」といった印象だけで判断せず、訪問先の自治体や施設管理者の最新情報を確認してください。
フンや足跡などの痕跡を見つけた場合は、その場所を利用し続けず、安全を優先して引き返すことが大切です。
食べ物やゴミを野外に残さない
食べ物や生ゴミなどを野外に放置しないことも重要です。
北海道の各自治体では、食べ物やゴミを捨てたり埋めたりすると、それを食べたヒグマが味を覚え、人にとって危険な行動につながるおそれがあると注意喚起しています。
食事後の片付けやゴミの管理は、自分たちだけでなく、次にその場所を訪れる人の安全にも関わります。
キャンピングトレーラーの車内にいることだけを、安全の根拠にしないようにしたいですね。
現地で出没情報や利用中止の案内が出ている場合は、予定していた場所での滞在を見合わせる判断も必要です。
詳しい対策は、次の公式情報をご確認ください。
北海道は心霊現象よりも、ヒグマの方が何倍も恐ろしい
森の中を動いていた淡い光。
キャンピングトレーラーの玄関から聞こえた、ノックのような音。
どちらも、今でも正体は分かりません。
だからこそ「心霊現象だった」と言い切ることはできませんが、私のキャンプの記憶に残る、不思議な出来事でした。
夜のキャンプでは、昼間なら気にならない音や光に、不安を感じることもありますが、所詮幽霊です。
生きた人間に敵う訳はないのです。
憑りつかれる・呪われるって、何も関係なく、たまたま来た観光客に幽霊が悪さする理由が無いでしょう。(笑)
北海道で一番怖いのは幽霊ではなく、確実にヒグマです!
皆さんのキャンピングトレーラーライフが、より楽しく、安全なものになりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
