皆さんこんにちは、キャンピングトレーラーで日本1周夫婦旅を目指し予行練習や準備をしているピヨです。
キャンピングトレーラーを新車で購入してから、気がつけば2年が経ちました。
購入前は正直、不安だらけでした。
「新車でもすぐ壊れるんじゃないか?」
「牽引って本当に運転できるの?」
「家族構成が変わったら持て余さない?」
「維持費が想像以上にかかるんじゃ…」
ネットを探しても、実際に2年以上使い込んだリアルな声は意外と少なく、
結局は勢いで購入した部分もあります。
この記事では、
✔ 新車納車直後に起きた不具合
✔ 2年間で実際に壊れた箇所
✔ 運転のリアルな難易度
✔ 家族構成とトレーラーの相性
✔ 維持コストと保険の話
など、カタログでは分からない「本音」だけを書いています。
これからキャンピングトレーラーを検討している方、
「買って後悔しないか?」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
では、行ってみよ~(^O^)/
【2年乗って分かった】キャンピングトレーラー購入前に不安だったことは実際どうだった?
【故障は多い?】キャンピングトレーラーの機器トラブルと耐久性
キャンピングトレーラーを新車で購入する際、最も不安だったのが「初期不良」や「故障」です。結論から言うと、致命的なトラブルは一度もありませんでした。
納車直後に発生した初期不良|新車キャンピングトレーラーのリアル
- サイドブレーキの効きすぎ
バック時にすぐブレーキがかかるほど繊細な設定でしたが、調整してもらい改善。 - FFヒーターのダクト外れ
温風ダクトが外れており、室内に暖気が回らない状態。接続し直して解消しました。 - 冷蔵庫が冷えない問題
冷媒パイプと冷却フィンの間に塗られていた放熱シリコンを、日本製の高性能品にDIYで交換。結果、驚くほど冷えるようになりました。
2年間使って分かった「壊れやすさ」の実態
キャンピングカーと違い、キャンピングトレーラーにはエンジンやミッションなどの機関部がありません。そのため、走行不能になるような致命的故障は起きにくいと感じています。
もちろん、まったく壊れないわけではありません。主に不具合が出るのは、水回りや電装系た建具です。
とはいえ、
- 照明が点かなくなったらLEDランタンで代用
- 水が出なければペットボトルの水で対応
- 窓のロックが壊れたら応急的にガムテープ
- 収納扉の合わせ目がずれたら、ヒンジを調整する
この程度の対処で旅は続行できます。
ヘッド車が故障すれば話は別ですが、小屋であるトレーラー単体のトラブルは意外とリカバリーが効くため、旅先で故障しても、旅が中止する事は待ったくなく、過度に不安になることはありません。
【実例】新車購入後2年間で実際に壊れたパーツ一覧
- 冷蔵庫の棚
私の不注意で樹脂製ドアポケットを破損。新品交換で復旧。 - 冷蔵庫の配線外れ
走行振動で配線が外れ、冷蔵庫が停止。販売店に持ち込み、1日で修理完了。 - 給水ポンプの固着
ポンプ内部の水車が固着。簡単な作業で修理復活 - FFヒーター煙突からの雨漏れ
煙突パーツの増し締め+コーキングで改善
【牽引は怖い?】キャンピングトレーラーの運転難易度と注意点
前進走行に関しては、正直なところ牽引しているのを忘れるレベルです。ただし、スピードを出して移動することは最初から考えていません。
トレーラーを牽引している以上、「早く着こう」ではなく、「余裕を持って移動する」
これが、ストレスレス&事故防止の最大のポイントだと思っています。
そもそも、キャンピングトレーラーを引いて峠を攻めたり、飛ばしたりする人はいませんよね(笑)。
バック駐車は確かに気を使いますが、「これは無理だな」「事故る可能性あるな」と感じたら無理をしません。

そんな時は、“困ったらムーバー”の精神で、ヘッド車と切り離して車庫入れやUターンを行います。これで困ったことは一度もありません。
キャンピングトレーラーを初めて購入する方は、ムーバーは絶対あった方が良いオプションアイテムですよ!
【失敗しない】キャンピングトレーラー快適化・改造の仕方
購入検討と同時に、信頼できるビルダーを探しておくことを強くおすすめします。
「地域名+キャンピングカー(またはキャンピングトレーラー)+修理」
といったキーワードで検索すると、改造や修理を請け負ってくれるビルダーが見つかるはずです。
もちろんキャンピングトレーラー販売店で対応できる場合も多いですが、
- 自宅から遠い
- セカンドオピニオンが欲しい
こういった理由から、別の相談先を確保しておくと安心感が段違いです。

改造の進め方ですが、トレーラーの完成体のイメージをビルダーさんに伝えて、改造の流れを可視化しましょう。
「外部電源で動かすから大丈夫」と闇雲にエアコンだけつけても、絶対にリチウムイオン電池が欲しくなりますし、ポタ電で動かすならエアコンまでのコンセントも必要になります。
完成体までの道筋を考えないで、改造に取り掛かると、無駄な作業が多くなり旅に出る時間が無くなりますので注意してください。
私はまず電気関係の改造をすすめ、その後水回り、試験的な旅に出て改善箇所を見つけ出し、ソーラーパネル設置、室内各所にコンセント増設等々快適化の熟成をすすめました。
運転になれた2年目に冬キャン用にスタッドレスタイヤに変更し北海道の初冬の旅を楽しみました。
ビルダーに車両持ち込みする際のマナーですが、電気関係や水回りはベッドやソファーの下にあるのですから、電気関係や水回り工事の際は、予めベッドマットやクッションなど、工事中邪魔になる物を取り除いて入庫させる事をおすすめします。
ビルダーさんが作業する前に、工事に不要なクッション達を外に出し保管する事から着手するのは可哀想です。
収納棚の工事なのに、収納棚には沢山の荷物が入ったまま入庫する人ってどう思います?(;’∀’)
改造作業中は木くずや埃などの作業ダストが出ますので、そうした掃除が楽にできるようにして入庫した方が、マナーと言うか気が利いていて喜ばれると思います。
【家族キャンプの現実】就寝人数とライフステージの考え方
あくまで私の考えですが、就寝人数にはこだわりすぎない方が良いと思っています。
子どもと一緒のキャンプを想定して就寝人数を確保しても、
実際についてきてくれるのは小学6年生位までで。
中学・高校になると、部活や塾、友人と遊ぶなどで、親とのキャンプは自然と減っていく家庭が多いのではないでしょうか。
もちろん、
- 子どもが小さいうちは大型トレーラー
- 成長後に乗り換え
- 物より思い出
- 子供との楽しみには、金を惜しまない
という戦略の方には当てはまりません。
我が家の場合、子どもが小さい頃は幕のテントで通年家族キャンプを楽しみ、成長とともに夫婦キャンプへシフトしましたので、現在は基本的に夫婦2名運用です。
たまに子どもが「行きたい!」と言えば、外にテントを張ってもらいます(笑)。
小学生くらいなら車内で一緒に寝られますが、成長すると連泊時の圧迫感はかなりのものになると思います。
息子を寝せるために、ダイネットテーブルを畳んでベットに変身させるなんて、酔っぱらった状態でしたくありません(爆)
【購入前に必須】キャンピングトレーラーの保管場所問題
私は賃貸派なので、ライフスタイルに合わせて住まいを変えています。
子供がバブバブな時は、都心の小さなマンション住まい。
もう一人子供が生まれれば、大き目のマンションに引っ越し。
子供が家中走り周るようになれば、騒音問題回避のために郊外の一戸建てに引っ越し。
子供が巣立てば、広い家は必要が無いので、夫婦2人快適に住める間取りの家にダウンサイジング。
キャンピングトレーラー購入を決めたタイミングで、敷地内にトレーラーを停められる物件へ引っ越しました。
この辺りの身軽さは、賃貸の大きなメリットだと感じています。
恐らくキャンピングトレーラーに飽きて、別の趣味を持つようになったら、その趣味のために引っ越すと思います(笑)


【維持費はいくら?】キャンピングトレーラー2年間のリアルなコスト
現在の月々の維持費は、
- 駐車場代:なし
- オイル交換:不要
- ガソリン代:不要
- 車検 次が1回目でまで時期が来ていません。
ほぼゼロです。
ただし、任意保険料だけは月1万円ほどかかっています。
通常、キャンピングトレーラーはヘッド車の自動車保険が適用されますが、それは連結時のみ。
切り離した状態での事故や自損は対象外です。
万が一、
- 傾斜地で切離ししたら動き出して他車に接触
- 自損で大きく破損
- 切り離して停めていたら無保険車に追突された
といったケースに備え、トレーラー本体に保険を掛けています。
結果的に、ここが一番のコストになっています。
初心者キャントレ引きですので、リスクヘッジは最大限しておきたい性分なのです。
あと、高速道路料金ですが・・・・
良く言われるのは、「トレーラーは車両区分が1ランク上がるので不利だ」とよく言われますが、そんなの当たり前でして、だってナンバーがついている車が2台走っているのですよ。
2台分徴収されずに、車両区分が1ランク上がるだけで走行させて頂けるなんて感謝しかありません。
私の場合ハイラックスで中型車扱い+キャンピングトレーラーで1ランクアップするので、
大型車扱いです!(爆)
普通車クラスのハイラックス(ピックアップトラック)が有無を言わさず中型車料金の方が腑に落ちないです(;^_^A
キャンピングトレーラーを新車で2年間所有して分かった本音
納車当初は、旅に出るたびにどこか不具合が出ていました。
直しては別の場所が不調になり、
まさに「故障→修理→不具合→補修」の繰り返し。
しかし、使用頻度が増えるにつれてトラブルは減少。
これはもう、**キャンピングトレーラーの“熟成”**だと思っています(笑)。
また、旅に出るたびに、
「ここが使いにくいなぁ」
「こう直したらもっと快適なのに」
と改善点が見つかり、少しずつ洗練されていく過程がとても楽しいのです。
結果として、現在のトレーラーはかなり完成度の高い快適空間になりました。
心配していた運転にも慣れ、前進は余裕。バックも確実に上達しています。
師匠の言葉——
「バックは慣れ。数をこなすしかない」
これは本当にその通りで、避けずに挑戦すれば必ず上手くなります。
旅先でのバック駐車時も、
「今日も練習・・・」
「ゆっくり練習・・・」
を合言葉に、安全第一でバックを嫌だと思わず、練習と考えてバック停めしています。
電源環境も、
- リチウムバッテリー 10000W
- ポータブル電源 4000W
- ソーラー 760W
- 走行充電 20A ← 60Aに改造予定♪
を搭載し、真夏でも外部電源なしで十分エアコンが使え快適です。
室内は天井が高く、常設ベッド・常設トイレ・大型冷蔵庫・グレータンク完備・FFヒーター。
名もない駐車場や道の駅での仮眠(車中泊)も不安なく、非常に快適な旅ができています。
確かに、移動しながら観光する旅には向きません。
しかし、一度拠点を作れば、身軽なヘッド車で自由に動ける——
キャンピングカーとはまったく違う魅力があります。
キャンピングトレーラーは、
キャンピングトレーラーならではの旅のスタイルで楽しむべき存在。
鈍重だけど、自由で快適。
本気でおすすめできる旅の相棒だとわかりました。
《結論》キャンピングトレーラーは「移動手段」ではなく、旅そのものを楽しむための道具
キャンピングトレーラーは、決して万人向けの乗り物ではありません。
速く移動したい人、観光地を次々巡りたい人には向かないでしょう。
でも――
一度拠点を作り、腰を据えて旅をするスタイルが好きな人にとっては、
これ以上ない相棒だと、2年経った今でも感じています。
鈍重だけど壊れにくい。
不便だけど自由度が高い。
圧倒的な室内空間と快適性。
完璧じゃないからこそ、手を入れる楽しさがある。
キャンピングトレーラーは「移動手段」ではなく、旅そのものを楽しむための道具(移動する家)なんだと思います。
もし迷っているなら、
「不便さを楽しめるか?」
それだけを自分に問いかけてみてください。
答えが「YES」なら――
キャンピングトレーラーのある暮らしは、きっと最高なものになるでしょう。
あなたのキャンピングトレーラーライフがより良いものになりますように。
最後までお読み頂きありがとうございました(^▽^♪




