皆さんこんにちは。
キャンピングトレーラーで日本一周夫婦旅を目指しているピヨです。
今回は、Hobby 495ULで実際に発生した**「トイレの水が突然流れなくなったトラブル」**と、その修理方法を紹介します。
しかも故障に気付いたのは、キャンピングトレーラーで旅に出る前日。
トイレのスイッチを押しても……
水が出ない。ポンプも動かない。
危うく、トイレが使えない状態で旅に出るところでした(;´Д`)
最初は「ポンプが完全に壊れたのでは?」と思いましたが、いつもお世話になっているビルダーさんに相談しながら確認したところ、今回は水中ポンプの固着が原因だったようです。
結果的にはポンプ交換をせず、自分で復旧させることができました。
この記事では、
- トイレの水が流れなくなった症状
- 最初に確認したこと
- 水中ポンプまでアクセスする方法
- 固着したポンプを復旧させた方法
- 実際に作業して分かった注意点
- 再発防止のために気を付けたいこと
を、実際の写真とともに紹介します。
なお、今回はトイレの水洗用水中ポンプの修理ですが、私のHobbyでは清水系にも水中ポンプが使われているため、水中ポンプの固着というトラブルを考える際の参考にもなると思います。
では、行ってみよう~!(^▽^♪
キャンピングトレーラーのトイレの水が流れないっ!!!
翌日からキャンピングトレーラーで旅に出る予定だったため、いつものように出発前の準備をしていました。
トイレの水洗タンクにも水を入れ、動作確認のためにスイッチを押してみます。
ところが……
水が流れません。
「えっ、なんで?」
何度操作しても変化なし。
これでは旅先でトイレが使えません。
私の場合、突然だったので最初は電源関係を疑いました。
しかし、車内照明など他の12V設備は普通に作動しています。
水洗用の水も入っています。
つまり、
水が入っていないわけでもなく、車両全体の電源が落ちているわけでもない。
そこで、水を送り出しているポンプ側に問題があるのではないかと考えました。
翌日出発なのに……
「これ、トイレ使えないじゃん!」(;´Д`)
ということで、緊急修理開始です。

まず確認したいこと|いきなり分解する前に
トイレの水が出ない場合、すぐにポンプを分解するのではなく、まず基本的な部分を確認した方が良いと思います。
私が今回確認したのは、
- 車両の12V電源が正常か
- 他の電装品が動作しているか
- 水洗タンクに水が入っているか
- スイッチを操作してもポンプが作動しないか
という点です。
原因は車種やトイレの仕様によって異なり、ヒューズ、配線、スイッチなど別の部分に問題がある可能性もあります。
そのため、「水が出ない=必ずポンプ固着」ではありません。
今回は他の電装品には異常がなく、水も入っていたため、ポンプ周辺を確認することにしました。
原因が分からないのでビルダーさんに相談
自分だけで判断せず、いつもキャンピングトレーラーの改造や修理でお世話になっているビルダーさんへ電話で相談しました。
症状を説明すると、
「ポンプが固着している可能性がありますよ」
とのこと。
さらに、
便座周辺を外して水中ポンプまでアクセスし、ポンプの羽根部分が固着していないか確認してみると良いとのアドバイスをいただきました。
了解です!(`・ω・´)ゞ
ここから実際に分解して確認します。
Hobby 495ULのトイレ水中ポンプ修理に用意したもの
今回使用した工具は、それほど多くありません。
主に用意したのは、
- プラスドライバー
- 先端の細い棒状のもの
- タオル
- 水を一時的に移すためのバケツ
です。
ただし、作業自体は難しくなくても、トイレ周辺には樹脂製の部品や爪が多く使われています。
無理な力を加えると割れたり、爪を破損したりする可能性があります。
また、トイレの型式や年式によって構造が異なる可能性もあります。
構造が分からない場合や作業に不安がある場合は、無理に分解せず、販売店やキャンピングカー・キャンピングトレーラーの専門店へ相談することをおすすめします。
今回の作業で私が特に注意したのは、
「樹脂部品を力任せに外さないこと」
でした。
最初にカセットタンクと水洗タンクの水を処理する

まず、トイレのカセットタンクを取り外します。
同時に、水洗タンクに残っている水も抜いておきました。
私は翌日から旅に出るつもりで、すでに水洗タンクへリンス剤を入れていました。
そのまま捨てるのはもったいないので、バケツへ移して保管し、修理後に再び戻すことにしました。
トイレ水洗ポンプの修理開始!
外部ドア側から内部を確認
準備が出来たら、トイレタンクを引き出した中を覗いてください。
天井側に便器とタンクを隔てるシャッターユニットがあります。丸い穴に黒いシャッターなので直ぐにわかります。
ネジ2か所で止まっているので、シャッターを外してカセットタンクと便器とのパイプ部分を貫通させます。
トイレの蓋と便座を外す

室内に入りトイレの蓋の根元を見てください。
一度パカパカと開け閉めしてみましょう。
その時トイレ蓋の左右の根元に注目。
プラ素材の隙間に白い爪が見えますよね。
爪はハマっているだけなので、こじって、ずらすようにして外してください。
爪は樹脂製なので、力任せに外すのは禁物。
少しずつ位置をずらしながら外していきます。
「外れないから力を入れる」ではなく、「どこで引っ掛かっているのか確認する」
という感覚で作業した方が安全だと思います。
割らないように注意ですよ。
便器を外す|隠れたネジに注意

便座を外すと、根元部分の爪の受け部分の奥にネジが見えてきました。
このネジを外します。
その後、便器全体を少しずつ揺らしながら持ち上げるようにすると、私の車両では取り外すことができました。
ここも樹脂製です。
無理にこじったり、一方向だけに強い力を加えたりすると破損する可能性があります。
少し動かしては確認する、という作業を繰り返しました。
ポンプユニットを取り出す

便座が外れたらもう少しです!頑張りましょう。
便器を外すことができれば、水中ポンプまでもう少しです。
内部にポンプユニットへアクセスする部分があり、固定部分を解除して引き出すと、青い水中ポンプが現れました。
取り出した直後はポンプやホース内に水が残っている可能性があります。
ここで用意しておいたタオルが役立ちました。
水中ポンプの羽根が固着していないか確認

今回の一番重要な部分です。
水中ポンプの下側を見ると、羽根車があります。
まず、ゴミや異物が挟まっていないかを目視で確認しました。
目立った異物は確認できなかったため、先端の細いものを使い、羽根部分を傷付けないよう慎重に動かしてみました。
すると……
羽根がクルッと回りました。
何度か軽く動かしてみても、その後は比較的スムーズに回ります。
今回の症状と復旧状況から考えると、ポンプ自体が完全に故障したのではなく、羽根または軸周辺が一時的に固着していた可能性が高そうです。
「固着」と「ポンプ故障」は区別して考える
ここは今回の記事で大切なポイントです。
羽根を軽く動かしたことで復旧した私のケースでは、固着が原因だったようです。
ただし、
- 羽根がまったく動かない
- 強い抵抗がある
- 異音がする
- 羽根は回るのに電源を入れても作動しない
- 配線やヒューズに問題がある
といった場合は、今回と同じ原因とは限りません。
ポンプ本体や電装系の故障であれば、部品交換や専門店での点検が必要になる可能性があります。
無理に羽根を回したり、電装部分を分解したりしないことも重要です。
無事トイレポンプ復旧

ポンプを元に戻し、取り外した便器や便座なども慎重に組み直しました。
そして水洗タンクへ水を戻して、いよいよ動作確認です。
スイッチを押してみると……
ビューーッ!
水中モーター駆動音と共に無事に水が流れました。復活です!(^▽^)
翌日から旅に出る予定だったので、これは本当に助かりました。
交換部品も必要なく、その日のうちに復旧できたのは幸運でした。
これで安心して旅に出られます
なぜ水中ポンプが固着したのか?
今回、羽根を動かしたことで復旧したので、原因は固着と思われます。
しかし、何故固着したのか、正確な原因までは確認できていません。
ここからは実際の状況から考えられる可能性をあげてみます。
1.小さな異物や汚れが入り込んだ可能性
水を補給する際、ホースなどを使用します。
ホースの先端などに小さなゴミが付着していれば、水と一緒にタンク内へ入り込む可能性があります。
非常に小さな異物でも、ポンプの羽根や軸周辺に影響する可能性は考えられます。
2.長期間使用しなかったことで固着した可能性
キャンピングトレーラーは毎日使用するレジャー品ではありません。
旅行が終わり、水を抜いてしばらく使用しない期間が続くこともあります。
もし羽根や軸周辺にわずかな汚れや成分が残った状態で乾燥すれば、次回使用時に動きが悪くなる可能性も考えられます。
今回も、しばらく使用していなかった後に症状が発生しました。
水中ポンプ固着の原因
私の推測になりますが、今回の固着の原因は、水道に含まれるミネラル分が固まってポンプを止めたと考えております。
水道水には、微量ですがミネラル成分が含まれております。
例えて言うなら、浴室の鏡に発生する、白い鱗状痕が有名ですよね。
水道水には、カルシュウムやケイ素などのミネラル成分が含まれていて、水分が蒸発するとミネラルが、そこに留まり蓄積します。
今回ゴミや不純物の詰まりもなく、水車部分をツンツンしただけで復旧したのは、そのためと考えています。
再発防止のために私が気を付けたいこと
今回の経験から、今後は次のような点を意識しようと思っています。
- タンクへゴミが入らないよう注意する
- 出発前に必ずトイレの動作確認をする
- 長期間使用していなかった場合は早めに点検する
- 水が出なくても、すぐにポンプ故障と決めつけない
特に重要だと感じたのが、出発前の動作確認です。
今回も前日に確認したから修理できました。
もし旅先へ到着してから気付いていたら、工具もなく、落ち着いて分解することもできなかったかもしれません。
キャンピングトレーラーでは、
「出発前に水回り・電気・ガスなどを一度動かして確認する」
という習慣が大切だと改めて感じました。
YouTubeでも実際の修理方法を紹介しています
今回の水中ポンプ修理は、YouTubeでも実際の作業を紹介しています。
文章や写真だけでは分かりにくい、便座や便器の外し方、ポンプまでのアクセス方法などは動画の方が理解しやすいと思います。
実際に作業する方は、記事の写真と動画をあわせて確認してみてください。
まとめ|水が流れなくても「即!」ポンプ交換とは限らない
今回、Hobby 495ULのトイレを出発前に確認したところ、突然ポンプが動かなくなっていました。
最初はポンプが故障したと思いましたが、ビルダーさんへ相談し、水中ポンプを取り外して確認したところ、羽根部分を動かすことで復旧しました。
今回の経験から分かったのは、
「水が流れないからといって、必ずしも水中ポンプ本体が故障しているとは限らない」
ということです。
電源、水量、ヒューズなど基本的な部分を確認したうえで、同じような症状であればポンプの固着も原因のひとつとして考えられると思います。
ただし、私のケースと同じ症状でも原因が同じとは限りません。
無理に分解したり部品を動かしたりすると、ポンプや樹脂部品を破損する可能性があります。
判断が難しい場合は販売店や専門業者へ相談してください。
それにしても出発前日に直って本当に良かった……。
危うく「トイレはあるのに水が流れない旅」になるところでした(笑)
今回の失敗と修理経験が、同じようにキャンピングトレーラーのトイレトラブルで困っている方の参考になれば嬉しいです。
Hobbyのトイレ水中ポンプ修理の参考情報
私のキャンピングトレーラー購入先であるトーザイアテオさんでも、THETFORDトイレの水中ポンプ交換方法が公開されています。
ご自身のトイレの型式や構造を確認する際の参考になると思います。
THETFORD C502トイレ水中ポンプ交換方法 | キャンピングカー HOBBY/SWIFT | トーザイアテオ株式会社
また北海道でキャンピングトレーラーの修理や改造について困った時は、私自身も専門のビルダーさんへ相談しています。
自分でできる作業と専門家へお願いする作業を分けることも、キャンピングトレーラーを長く安全に使うためには大切だと感じています。
皆さんのキャンピングトレーラーライフが、より良いものになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました(^▽^♪
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